【決算】コロナが増収減益、ルームエアコンなどは好調も暖房機器は販売減少
株式会社コロナ(新潟県三条市)
株式会社コロナ(新潟県三条市)は5月9日、2025年3月期決算短信(連結)を発表した。
売上高は852億1,400万円(対前年同期比3.9%増)、営業利益は13億4,300万円(同0.9%減)、経常利益は17億400万円(同3.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は11億300万円(同15.5%減)となった。
暖房機器の売上高は、238億200万円(同9.8%減)。昨年の流通在庫過多に加え、需要期前半の気温が全国的に高く推移したことも影響し、暖房機器全体は前期を下回った。
一方で、空調・家電機器の売上高は150億6,700万円(同13.9%増)。ルームエアコンは、寒冷地を中心に設置工事が不要なウインドタイプの需要が増加したほか、夏季の気温が平年より高めに推したことも後押しとなった。
住宅設備機器の売上高は400億9,500万円(同11.8%増)。政府の補助金制度を活用し積極的に提案活動に取り組んだエコキュートの販売や、家庭用給湯・暖房システム用のヒートポンプユニットが好調に推移した。
利益面では、住宅設備機器と空調・家電機器は好調に推移したものの、暖房機器の販売減少、原材料など仕入価格や物流費の上昇などが影響した。
2026年3月期の連結業績予想は、売上高867億円(前期比1.7%増)、営業利益10億円(前期比25.6%減)、経常利益14億円(前期比17.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は10億円(前期比9.4%減)を見込む。原材料など仕入価格に加え、人件費や物流費など販売費、一般管理費の上昇を踏まえた。
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