【恋が叶う7つのヒント】恋の予感を感じたら…、SNS時代における「告白の必勝法」とは? #もやもや解決ゼミ
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新学期や新生活が始まって2か月。新しい環境での出会いに心がときめく季節です。「なんとなく気になる人ができた」「この気持ち、伝えてみようかな」——そんな恋の予感を抱えているあなたに、SNS時代の“告白の必勝法”をお届けします。
今回お話を伺ったのは、摂南大学 経営学部の牧野幸志准教授。心理学の視点から、現代の恋愛コミュニケーションについて解説していただきました。
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【恋してるか診断】好きかわからない。この気持ちは恋?
成功する告白のカギは「シンプル&ストレート」
まず、最も成功率が高い告白のスタイルは、「好意の表明」と「交際の申し込み」をセットで伝えること。つまり、「好きです。付き合ってください。」
という、シンプルでストレートな言葉が最も効果的だという研究結果が出ています。これは
2004
年に北星学園大学の栗林先生が発表した論文に基づくもので、大学生を対象にした調査でも裏付けられています。
遠回しな表現や曖昧な言い回しは、相手に真意が伝わりにくく、成功率が下がる傾向があるそうです。
告白の成功率を高める7つのポイント
牧野先生に告白の成功確率を高めるポイントを聞きました。
1. 知り合ってから3ヶ月以内が告白のベストタイミング
出会ってから
3
ヶ月以内に告白した人の方が、成功率が高いというデータがあります。告白は早くすればいいわけではなく、「恋愛対象」として考えられる存在なのか、お互いの気持ちを見極める時間がある程度必要だからです。
だからと言って、逆に時間が経ちすぎると「なぜ今さら?」という印象を与えてしまい、成功率が下がる傾向があります。まさに、恋愛に関しては、急ぎすぎないまでも「鉄は熱いうちに打て」ということでしょうか。
2. 告白前に2〜3回、2人で出かけておこう
告白前に
2
人きりで出かけた経験が
2
〜
3
回あると、成功率が高まるという傾向があります。当たり前かもしれませんが、お互いの好意をある程度確認できている状態で告白するため、相手も受け入れやすくなるからです。
3. 告白の時間帯は「18時〜23時」がゴールデンタイム
意外かもしれませんが、告白の時間帯も成功率に影響します。特に「
18
時〜
23
時」の間が最も成功率が高いとされています。朝や昼間よりも、一日デートをして楽しく食事をした後など、2人の関係値が深まる夜の方が感情も高まりやすく、ロマンチックな雰囲気を演出しやすい傾向があるからです。
オールをして朝方に勢いで!などは、止めておいた方がいいでしょう(笑)
ちなみに、牧野先生の「別れに関する研究」
(2004)
では、別れ話を切り出す時間は、「
20
時~
23
時」の間がもっとも多いとのことです。別れ話はより落ち着いた雰囲気の深い夜におこなわれます。告白と異なり内容が暗いですからね。
4. SNS時代でも告白は「対面」が基本!
SNS
が普及した現代でも、告白はやはり「対面」が望ましいとされています。特に高校生以上では、直接会って気持ちを伝えることが重視されており、実際に成功率も高い傾向にあります。
LINE
や
DM
などでの間接的な告白は、相手の反応が読みづらく、誤解を招くリスクもあるため注意が必要です。
5. 告白する場所は、「食事のあと」に場所を変えて
告白の場所についても傾向があります。高校生は学校や公園、自宅などが多いですが、大学生以上になるとレストランやカフェなど、外での告白が主流になります。特に、食事をしたあとに場所を変えて告白するケースが多く、成功率も高いようです。
6.「目」が与える心理的効果を利用しよう
初対面やデートで相手の心を掴むには、「目の印象」が重要です。心理学的には、人は興味があるものを見る時に瞳孔(どうこう)を開くという傾向があり、瞳孔が開くと黒目が大きく見えますので、相手に対して魅力的に映ることになります。暗いところに行くと人は自然に瞳孔が開きますので、少し薄暗いところの方が、お互い魅力的に見えるのかもしれません。
7. 「自己開示」と「ミラーリング」で距離を縮める
告白前のコミュニケーションでは、「自己開示(自分のことを話す)」が効果的です。趣味や好きな食べ物、出身地など、軽い話題から始めることで、相手も自然と自分のことを話してくれるようになります。
また、相手の動作をさりげなく真似する「ミラーリング」も、親近感を高めるテクニックとして有効です。
◇けつろん!
SNS時代の恋愛であっても素直で誠実なコミュニケーションが大切
SNSやLINEが当たり前の時代でも、恋愛の本質は変わりません。大切なのは、相手の気持ちを尊重し、自分の気持ちを誠実に伝えること。
「好き」という気持ちを伝えるのは勇気がいることですが、タイミングや方法を工夫することで、その一歩が成功につながる可能性はぐっと高まります。
また、恋愛は感情だけでなく、ちょっとした「準備」や「工夫」で結果が変わるもの。今回ご紹介したポイントを参考に、あなたの新しい恋が実ることを願っています。
◇教えてくれた先生
牧野 幸志 (マキノ コウシ)
摂南
大学 経営学部 経営学科 准教授
社会心理学 (説得、ユーモア、コミュニケーション、コミュニケーション・スキル)を研究している。「説得のためのコミュニケーション」や「コミュニケーション・スキルに及ぼす 心理ゲームの効果」の他、「結婚の質に及ぼす夫婦間ユーモアの影響」、「浮気の判断基準」、「別れの話し合い方略」など、恋愛に関する論文も多数発表している。
引用文献:
栗林克匡 (2004) 恋愛における告白の成否の規定因に関する研究 北星学園大学社会福祉学部北星論集,
41
, 75-83.
牧野幸志・井原諒子
(2004).
恋愛関係における別れに関する研究
(1) ―
別れの主導権と別れの季節の探求
―
高松大学紀要,
41
, 87-105.
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文・編集:学生の窓口編集部 F