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フィッシングパークTOIで海上釣り堀釣行【静岡】高水温に苦戦も尾長メジナとアイゴを手中

TSURINEWS

海上釣り堀で仕留めた尾長メジナ(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

先月クロダイを釣り上げた「フィッシングパークTOI」へ再び妻と釣行してきた。今回は2人ともクロダイかメジナ(尾長メジナ含む)の30cm以上を各1匹以上釣ることを目標としたが、結果は如何に?

フィッシングパークTOIで海上釣り堀釣行

前日の昼頃にプレジャーボートを予約していたマリーナから「明日は出航可能ですが風が強くなる予報のため、途中で帰港してもらうことになるかもしれませんがどうされますか?」との電話が入った。

数日前から筆者が見ていた複数の気象予報のサイトでは、当日は晴れて風も強くなさそうだったので、想定外の話に驚いたが、安全第一と考えてキャンセルすることにした。

筆者はせっかく代休を取得したが、釣りは諦めるしかないかと思っていたところ、妻から「フィッシングパークTOIはどうか?」との提案があった。彼女の釣りへの情熱は筆者を遥かに凌いでいるようだ。

施設に電話すると、明日は営業予定とのことだったので、急いでタックルを準備して車に積み込んだ。

当日の天気

9月19日(木)。当日は気温が30度を超えて9月中旬とは思えない暑さとなり、終日汗をかきながらの釣りとなった。

心配していた風は、マリーナスタッフの言う通り11時位からやや強く吹き出してきたので、ボートをキャンセルして正解だったと確信した。

現場へ到着

9時のオープン前に現地に到着。朝7時に妻の沼津の実家を出発し、前日にコマセ(オキアミ)3キロの全解凍を予約しておいた釣り具の「タイシ」に立ち寄り、付けエサやスタッフお勧めの集魚剤なども購入。

集魚剤と差しエサ(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

8時30分頃「フィッシングパークTOI」に到着した。スタッフは先月来たのを覚えていてくれたらしく、オープンまで会話が弾んだ。スタッフによると、水温が高すぎてイカダの外で釣れるのはアイゴ位で、昨日はサビキでイワシが釣れていたとのこと。クロダイも見えるが、エサを追いそうな気配ではないらしい。

しかも、高水温の影響はイカダの外に留まらず、水温が高すぎてイケスの中のイサキやアジも全く釣れないと嘆いていた(タイは餌付いているので釣れるらしいが……)。一連の情報は気合十分で来た私達にとっては強烈過ぎるカウンターパンチとなった……。9時にオープンとなり料金を支払いイカダへと向かった。

ウキ釣り仕掛け(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

釣り開始

釣り座は前回同様、岸壁寄りの右側からスタートしてみた。筆者はまず妻のタックルをセッティングした後、自分のタックルの準備を開始したが、早くもライントラブルで大幅なタイムロスに陥ってしまった……。

海面を覗くと、妻が撒いたコマセに大量のイワシの群れが寄ってきたので、クロダイなどが釣れなかったらお土産で釣って帰ろうと思った。結局、筆者はリールごと交換して釣りを開始。数投目には小型ながらも尾長メジナをキャッチ。

幸先よく尾長メジナを仕留める(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

その直後に妻にもヒット。かなり強い引きで「リールが巻けない……」と言っている。良型の尾長かもと期待したが、水面に姿を現したのは、前述のスタッフの話しにあったアイゴだった。

アイゴを仕留めた妻(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

さらに続けて彼女はサイズアップのアイゴをキャッチ!

アイゴが釣れる(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

彼女の勢いは止まらず、三度大きく竿をしならせた。前2回よりもさらに数段パワーアップした強い引きに期待が高まったが、最終的にはイカダの下に潜られてバラシ。アイゴとは違う感じがしたので非常に残念だった……。

尾長メジナとアイゴを追加

仕掛けを投入してもすぐに手前に戻ってきてしまうので、ポイントを移動することにした。しかし、こちら側では筆者にもアイゴがヒット。

一方、妻は小型ながらも口太メジナを連発!

口太メジナをキャッチ(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

しばらくして筆者にまたしても強い引きの魚が掛かったので「またアイゴか……」と思いながらやり取りしていると、タモに収まったのは意外にも尾長メジナだった。

尾長メジナをキャッチした筆者(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

30cmに僅かに届かなかったが、デップリしていていかにも美味そうな尾長に「こいつは刺身と冷酒に決定」とばかりに見とれてしまった。

美味しそうなメジナが釣れた(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

イワシ狙いに変更

2人とも、あまりにアイゴが多いことに閉口してしまい、本命を諦めてイワシをお土産に釣って帰ろうと決めた。そこで筆者は一人車を走らせ、近隣の釣具店「ケイズフィッシング」にサビキ仕掛けなどを購入しに行くことにした。

サビキ釣り仕掛け(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

現地に戻り、まずはウキ釣りを再開。すると筆者はアイゴを追加で釣り上げた。やはり、これではダメということで、2人とも買ってきたサビキ仕掛けにチェンジした。

しかし、妻のサビキ仕掛けにもアイゴがアタックしてくる始末で、アイゴ祭りになってきた……。表層近くに大量に群がっているイワシはなかなか掛からないが、遂に妻にヒット。しかし数本のハリに1匹だけという厳しい状況。

次の投入でもウルメイワシを追加。しかし、これも1匹のみ。筆者にも同じように1匹のみ掛かった。その後は、イワシがサビキ仕掛けを完全に無視して泳ぎ回る姿を見て、イワシは諦めウキ釣りに戻すことにした。

時間も無いので、妻の仕掛けは手軽に作れる固定仕掛けにした。コマセのミックスがなくなったので、アミコマセをメインに撒くが、これまでよりも魚の寄りがイマイチな気がした。それでも妻は尾長を連発。当日はこれにて納竿とした。

受付に戻り釣果を報告すると、朝方のスタッフから「ここ最近メジナは全く釣れていなかったので、大したものですよ!」とお褒めいただき、大満足の一日となった。

当日の釣果

筆者:尾長メジナ2匹(17~28.5cm)、アイゴ2匹(30~32cm)、ウルメイワシ1匹(15cm)
妻:尾長メジナ2匹(17~18cm)、口太メジナ2匹(20~22cm)、アイゴ2匹(32~37cm)、ウルメイワシ2匹(15cm)

釣った魚は美味しく頂く

釣った魚は食べる分だけをキープし、アイゴなどは全てリリースした。釣行後、マックスバリュー沼津南店内にある「山正鮮魚部」へ魚を持ち込み、尾長メジナを他に購入した魚と一緒に刺身にして盛り付けてもらった。

脂の乗った尾長メジナの刺身(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

妻の沼津の実家で舌鼓。尾長は脂ノリノリで、酒がいくらあっても足りない程美味かった。さらに特筆したいのはウルメの唐揚げ。「外はカリッと、中はサクッと」と言った感じで驚きの美味さ。妻が「こんなに美味しいのならば、もっと釣りたかった」と言っていたが、その気持ちがよく分かる美味さだった。

施設のスタッフによると、今は水温が20度を優に超えていて厳しいが、11月中旬以降、水温が17度位まで下がればメジナの活性が上がってくるだろうとのこと。2人とも今回は目標達成とはならなかったが、次回こそ頑張りたいと思っている。

<藤倉聡/TSURINEWSライター>

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