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中井町生涯学習施設建替え 町民参加で公開議論 「わいがや」の声 青写真に

タウンニュース

公開プロポーザルの様子

中井町の生涯学習施設「農村環境改善センター」の建替えに伴い、町民参加型の同事業の設計者選定公開プロポーザルが2月15日、同センターで開催された。事業者5者によるプレゼンテーションが行われた後、全体討論を経て、SUGAWARADAISUKE建築事務所(株)(東京都)が選ばれた。

中井町役場の隣にある同センターには、多目的ホール、図書室、研修室などの町民らが利用できる施設が併設されている。1983年に建設されており、施設の老朽化など様々な課題を抱えていることから、建替えが予定されている。

同事業の基本計画は、2024年6月からスタートした新たな施設を作るための全6回のワークショップ「わいがやサロン」の参加者の声を集約する形で進められた。

同サロンでは、東京都多摩地域への先進事例訪問や、美・緑なかいフェスでのアイデア投票を実施。路線バスや家族の迎えを待つことができる「待合スペース」や、リラックスして集えるソファなどの設置、サードプレイスとして利用しやすい図書館など、「新しい生涯学習施設で大事にしたいこと」をまとめた56項目を、昨年11月23日に開催された同サロン最終回で、基本計画に落とし込んだ。

公開プロポーザル当日は、提案事業者5者がプレゼン。事業者に選ばれたSUGAWARADAISUKE建築事務所株式会社は、「かわ・まち・みどりが繋ぐ、地域に根差した学びと活動の結節点」と題し、屋内外につながる多様な広場や、町民が施設を活用する際のあらゆる使い方に対応できるよう施設を一体化させる特徴的な大屋根を設置するなど、将来の建替えも視野に入れた持続可能なプランを提案した。

これまでのわいがやサロンでの活動を踏まえ、同社は町民が参加し同事業に参画するための4種類のワークショップを企画。模型やVRで基本設計案を深く知るためのものや、コミュニティカフェの運営アイデアを考えるもの、施設に設置する家具を作ることで愛着を育むもの、DXを活用し、町民の体験と活動をつなぐものなど、開館した後の運営の基盤となるようなコミュニティを醸成する。

建築家で茨城大学教授の遠藤克彦選考委員長は、同社のプレゼンについて「わいがやサロンの取り組みを深く理解したプランだった」と講評。中井町の戸村裕司町長は、「中井のことを考え抜いてプレゼンしてもらえた。これからいよいよ始まる。ぜひ注目してほしい」と話していた。

施設は2027年12月の開館を目指している。

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