上越市南新保でヒマワリ見頃 日差しに向かって黄色い大輪 越後ひまわり祭8月23日まで
新潟県上越市南新保の「つくしファーム」や周辺の県道沿い約2haで、夏の花ヒマワリが見頃を迎えている。連日の猛暑で強い日差しが照りつける中、黄色い大輪の花が咲いている。2025年7月26日からは、ヒマワリの植栽を行っている和・道厚生事業団主催の「第14回越後ひまわり祭」(27日、8月9、23日開催)がスタートした。
《画像:ヒマワリが見頃を迎えた「つくし第2ファーム」》
ヒマワリの植栽は、障害者の働く場を作ろうと休耕地などで行われていて、採れた種から食用ヒマワリオイルを製造している。
今年はつくし第2ファームと第1ファームは5月下旬に種をまき、順調に成長したという。7月中旬から花が咲き始め、今はほぼ満開の状態。渇水による節水要請を受け、水やりはしていない。一方、上越妙高駅西口の釜蓋遺跡公園と同市新保古新田の県立武道館「謙信公武道館」のヒマワリは、種まきの時期を遅らせたため少雨の影響を受け、生育不良という。
《画像:ヒマワリの花を眺める親子》
26日には第2ファームで越後ひまわり祭のオープニングセレモニーが開かれた。和・道厚生事業団の川室優理事長が障害者理解や環境保全、平和などヒマワリの花に込めた五つの願いを紹介し、「皆さんのおかげで大きなヒマワリの花が咲いた。ヒマワリを通じて縁を結んでもらえたら」と呼び掛けた。
《画像:オープニングセレモニーであいさつする川室理事長》
息子の悠陽ちゃん(2)とヒマワリ畑を散策していた同市北城町3の田中綾子さん(39)は「息子にたくさんのヒマワリを見せたくて来た。断水などの話もある中、ヒマワリを見ていっぱい元気をもらいました」と笑顔で話した。つくしファームのヒマワリの見頃は8月2日頃まで。
《画像:日差しに向かって咲くヒマワリ》
今日27日も会場で冷たい飲み物やデザート、野菜、福祉事業所の製品販売などが行われるほか、会場近くのつくし工房(北新保)で発酵甘酒キムチやフラワーポットなどのワークショップ(有料)がある。また8月9日は釜蓋遺跡ガイダンスとフルサット(いずれも上越妙高駅西口)で、同市出身で元NGT48の高倉萌香さんなどのトークショーや撮影会、23日は謙信公武道館で障害者理解をテーマにした「ひまわりミーティング」やコンサートが開かれる。
▽上越つくしの里インスタグラム( https://www.instagram.com/tsukushino_sato/ )、イベントちらし( https://cdn.blog.st-hatena.com/files/4207112889963685954/6802418398523566825 )
《画像:ヒマワリが見頃を迎えた「つくし第2ファーム」》
つくしファームひまわり畑( https://tsukushinosato.com/activity/events/ )