「全身全霊のロックを。あなたに届ける」横山裕、大熱狂のソロツアーが開幕。
横山裕が1年間限定で始動したソロ・プロジェクトのライブツアー「ROCK TO YOU LIVE TOUR」が7月26日(土)、EX THEATER ROPPONGIでついに幕を開けた。
ステージで、横山はこう語った。
「芸名の横山裕=You、本名の横山侯隆=キミ、どちらもあなたっていう意味なんです。
僕はあなた一人ひとりにロックを届けたくて、アルバムを作りました。その想いが伝わるように全力でやります」
幾度となくドームに立ってきた横山が、今回のツアーであえてライブハウスクラスの距離の近い会場を選んだのは、誰かでも、みんなでもなく、目の前にいるあなたにまっすぐ想いを届けるため。自身の言葉通り、1対1で心に突き刺さるような、熱のこもったアクトを見せる。
ソロアルバム『ROCK TO YOU』のリード曲「ロックスター」では、ストレートなロックギターにのせた、まっすぐな言葉で観客の心を揺さぶった。かと思えば、疾走感あふれる「黄金期」では熱いコール&レスポンスで会場を音楽の渦に巻き込む。一転「ポインセチア」では切なくもやさしいメロディと声でファンを包み込んだ。横山の紡ぐ純粋で純度の高い歌詞は、会場にいる一人ひとりの人生を全肯定するような強さと優しさをもっていた。それを浴びた観客からは、何度もなりやまぬ拍手が沸き起こった。
ツアー初日にして、すでにオーディエンスの期待値をゆうに超えてきた。ギターと身ひとつでステージに立つ姿は堂々と迷いがなく、歌声は今まで以上に力強い。横山らしい甘くやわらかい声はさらに伸びやかに、ときにはこれまでにないロックなシャウトを響かせ、内側にある感情をそのまま歌にした。そして、足でリズムを刻みながら音楽に体を揺らし、ひたむきにギターをかきならす姿には、不必要なプライドも、ごまかしも、嘘もないロックな魂がやどっていた。
その裏には、絶え間ない横山の日々の積み重ねがある。4年前に未経験から手にしたギターに毎日触れ続け、演奏力を磨きながらとことん体に叩き込んだ。
そしてたどり着いたライブ冒頭、横山は「ロックしにきました。ただ、ロックの定義は何かわかりません。このツアーでその答えを見つけようと思います」と叫んだ。この武者修行のあと、どんな答えを導き出すのか。人から見れば並外れた努力を当たり前に重ねてきた横山は、その答えを予想以上の未来へと繋いでいくはずだ。
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