グルタミン酸がキャベツの約2倍!「みそ汁」に入れるだけでうま味が増す“鍋でおなじみの野菜”とは
自然食料理研究家でヨガ講師の山田 直です。寒い季節の鍋料理に必ず入れたい野菜といえば「白菜」ですよね。実は白菜は「うま味成分」がとても多く含まれている野菜で、だしとしての効果が強いんです。煮込めば水に溶け込むうま味。そんな白菜の特性を活かしておみそ汁にすると、だし汁が無くても風味豊かに仕上がります。やさしい野菜のうま味をダイレクトに味わえますよ。
白菜はうま味が強し
白菜はさっぱりした味のイメージがありますが、実はうま味成分「グルタミン酸」がとても多い野菜。キャベツのおよそ2倍の含有量で、とてもうま味が強いです。
煮込むことで水分にうま味がしみ出てくるので、汁物に白菜をたっぷりと入れると、ダシなしでも風味豊かに仕上がります。ほのかな甘みもまたよし。鍋物に白菜を入れると美味しくなる理由ですね。
今回はそんな白菜の特性を活かしたみそ汁をご紹介。鍋のように、野菜のうま味と栄養がたっぷり摂れる一品です。
白菜のみそ汁 (調理時間:10分)
材料(2人分)
・白菜‥‥‥‥‥‥1〜2枚
・えのきだけ‥‥‥40g
・人参‥‥‥‥‥‥20g
・水‥‥‥‥‥‥‥2カップ
・みそ‥‥‥‥‥‥大さじ2
作り方
1. 白菜は1cm幅、えのきは半分の長さ、人参は薄めのいちょう切りにカットしておき、白菜の葉っぱ部分は分けておきます。
2. 鍋で水を沸かし、1の葉っぱ以外を入れて5分ほど中弱火で煮ます。
3. 白菜の葉っぱ部分を入れて1分ほど煮たら火を止め、みそを溶きます。 味を見て、必要があればみそを足し、おわんに盛ります。
白菜はたっぷりと
白菜は多めに入れることで、よりだしの効果が強くなります。鍋などで余ったら、たっぷり入れてみそ汁にしてみてください。
野菜のうまさをダイレクトに味わえる、やさしいみそ汁。ぜひお試しください。
山田 直/ヨガ講師・自然食料理人