Yahoo! JAPAN

ドキュメンタリー映画上映&監督トーク 用水路建設に命ささげた医師の記録

タウンニュース

劇場版『荒野に希望の灯をともす』提供:日本電波ニュース社

戦乱のアフガニスタンとパキスタンで病や貧困に苦しむ市井の人に寄り添い続けた日本人医師、中村哲氏の活動を記録した映画『荒野に希望の灯をともす』の上映会が4月20日(日)、横須賀市文化会館大ホール(深田台50)で開かれる。ドキュメンタリー映画の良作を自主上映している「16ミリ試写室」の主催。

2019年に現地の武装集団に殺害された中村氏の生涯をたどる作品。1984年にパキスタンのペシャワールにあるハンセン病棟で始まった医療活動はアフガニスタンまで広がるが、思いもよらぬ事態に直面する。00年に現地を襲った大干ばつ。渇きと飢えで多くの人が命を落とした。農業は壊滅状態、医療で支えることの限界を悟った中村氏は用水路の建設を決断する。大河クナールから水を引き、乾いた大地を蘇らせるという壮大な計画を打ち立てた。土木工事の専門知識を持たない医師の無謀ともいえる挑戦──。カメラマンで映画監督の谷津賢二氏が20年に渡り撮影した映像から中村氏の生き様を描く。

午前10時30分と午後2時の2回。各回上映後に谷津監督のトークがあり、中村氏の没後5年となる現地の状況などが聞ける。前売り1000円(当日1200円)、高校生300円、中学生以下無料。市文化会館ほかで販売中。問い合わせは16ミリ試写室の松澤さん【携帯電話】090・2901・0862。

【関連記事】

おすすめの記事