伊左次さんが世界大会へ マスターズ柔道「日本一」で
海老名市議会議員の伊左次雄介さん(33)が、11月4日から米国・ラスベガスで開かれる世界ベテランズ柔道選手権大会に出場する。
伊左次さんは、今年1月に講道館で行われた日本マスターズ柔道大会の30歳〜34歳の部100キロ級で優勝。世界大会の出場権を獲得した。大会を前に「海外の大きな相手に得意の背負い投げを決めて、柔よく剛を制すを体現したい」と意気込んでいる。
伊左次さんは5歳で海老名市内の道場に通った。高校時代には17歳以下の世界大会で優勝し、進学した日本体育大学ではジュニア世代の日本代表として活躍した。
身長166センチで、本来は73〜81キロ級が適正な階級だという伊左次さんは、大会に向け食事管理と筋トレで体重を10キロ増量。「勝負できる最低限のコンディションは整った」と話した。
世界大会の出場は、90歳の祖父に「活躍する姿を見せたい」と決意した。母子家庭で育った伊左次さんにとって、「祖父は父親のような存在」と言い、幼少期にはいつも道場まで送り迎えをしてくれた思い出も。自宅で待つ祖父に向け「最高の結果を報告をしたい」と語った。