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実はすごい食材!「大根」に含まれる“4つの栄養素”「辛味は健康にいいんだ」「葉を捨てたことに後悔…」

saita

実はすごい食材!「大根」に含まれる“4つの栄養素”「辛味は健康にいいんだ」「葉を捨てたことに後悔…」

主役にも脇役にもなり、煮るのはもちろん生でもおいしく食べられる「大根」。旬を迎えた今は特に食卓に上る頻度の高い野菜ですよね。老舗の青果仲卸業「小林青果株式会社」さんによると、大根には病気予防や美容にも効果のある栄養素が含まれているのだそう。今回は、健康をサポートしてくれる”「大根」の4つの栄養素”について教えていただきました。

教えてくれたのは……小林青果株式会社さん

創業以来70年以上にわたり、北九州中央卸市場にて青果の生産者と小売店舗のバイヤーを結ぶ仲卸業を営む小林青果株式会社。九州各県だけでなく、全国各地から旬の食材や特性の強い商品を仕入れ、お客様へお届けしている。安全で安心できる食品の提供はもちろん、作り手の思いや熱量、消費者の期待、販売店の信頼を大切にしている。

”健康維持に役立つ”「大根に含まれる4つの栄養素」

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煮物やお鍋の具材としてはもちろん、焼いて大根ステーキに、生のままサラダに、おろして薬味にと、使い勝手のよさでも重宝されている「大根」。
日常的によく使われる野菜ですが、じつは大根の身や葉には健康をサポートしてくれる栄養素がいくつも含まれているのだそう。今回は、大根に含まれる代表的な4つの栄養素とその健康効果について教えていただきました。

1. イソチオシアネート

大根の辛み成分はイソチオシアネートという化合物です。この成分は大根の細胞が破壊されたときに生成されます。例えば大根をすりおろしたり切ったりすると、細胞が壊れてイソチオシアネートが生成され、辛みを感じます。イソチオシアネートには優れた抗菌作用や血栓の予防、がんの抑制効果も期待ができるといわれています。

【辛さを調節する方法】

辛みが原因で大根が苦手な人もいますが、大根の辛さは調理方法で調整が可能です。

(辛みを求めるとき)

・青首大根より辛み大根を選ぶ

・大根の先端部分を利用する

・繊維をたち切る方向でゆっくりおろす

・少しおいたら辛みが増してきます(時間がたちすぎると辛みがなくなります)

(辛みを減らしたいとき)

・太く成長した青首大根の葉に近い側を使い粗く素早くおろす

・おろしたらしばらく置いておき水分を絞り捨てる

・千切りにするときは繊維方向に切り水にさらす

・加熱する

2. ジアスターゼ(アミラーゼ)

ジアスターゼはでんぷんを分解する酵素で、消化を助けます。大根を食べることで消化がスムーズになり、胃腸の負担を軽減する効果に期待ができます。ただしジアスターゼは酵素なので、加熱すると働かなくなるため、健康効果を得るには生のままの大根サラダや、大根おろしで食べる必要があります。
ジアスターゼは大根の皮の周りに多く、葉や茎にはあまり含まれません。皮の部分には大根本体の中心部の2倍のジアスターゼを含んでいます。

3. プロテアーゼ

プロテアーゼはタンパク質を分解する消化酵素です。プロテアーゼも加熱すると働かなくなるので、大根おろしやサラダで食べると効果的です。焼き魚に大根おろしはよくあいますが、これはまさに理にかなっています。

4. ビタミンC

大根には老化や免疫機能の低下を抑える抗酸化作用が期待できる、ビタミンCが含まれています。美肌を保つために必要なコラーゲンの生成にも欠かせない成分です。

「大根」の栄養を効率よく摂るには?

じつは大根の栄養素は大根本体よりむしろ葉っぱの部分に多く含まれています。βカロテン・ビタミンC・カルシウムなど栄養がたっぷり含まれており、特にカルシウムの含有量は野菜の中でもトップクラスです。

大根の葉はごま油で炒めるとおいしく食べられます。

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大根の栄養を閉じ込めた”おすすめレシピ”

大根本体の栄養を効率よく摂取するには、生で食べるのがおすすめ。
ここでは大根を生でおいしく食べられるレシピを2つご紹介します。

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【大根サラダ】

(材料)

・具材……大根、人参、きゅうり

・ポン酢

・かつお節

・ごま

(作り方)
具材を細切りして、ポン酢を入れてよくかき混ぜます。かつお節とごまを振りかけたら完成です。

【大根とツナのサラダ】

(材料)

・大根……2分の1本

・ツナ缶……1缶

・マヨネーズ……大さじ2杯

・しょうゆ……小さじ1杯

・ブラックペッパー……少々

(作り方)
大根を細切りにします。ボウルに材料を全部入れてよく混ぜます。器に盛り、刻みのりをトッピングしたら完成です。

いかがでしたか?
本格的な寒さに備えて毎日の料理に大根をどんどん取り入れて、体調管理にお役立てくださいね。

鈴木杏/ライター

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