【ダイソー】面倒なみじん切りを一刀両断! ハンディタイプ『野菜カッター』3選【100均】
「毎日の買い物はまず『ダイソー』から」をモットーにする筆者が発見した気になるアイテム。今回紹介するのは『野菜カッター』。時間と手間がかかるみじん切りをあっという間に作れる便利アイテムを3種類比較してレビューする!
なぜかバリエーション豊富なダイソーの『野菜カッター』。一体どれが使いやすいのだろうか?
筆者はよくチャーハンや餃子を作るのだが、とっても面倒なのがみじん切り。細かく切る手間、時間、まな板の周りに飛び散る後片付けも厄介だ。かといって、数千円もするフードプロセッサーを買うのは躊躇する。
ダイソーではこの悩みを解決する『野菜カッター』を税込330~550円で販売しているが、妙に種類が多く、サイズ違いも合わせると10種類近くあった。ためしてみたいけど、どれを買えばいいのかわからなくなる。
そこで今回は、カット方法の違う3種類をピックアップし、その能力をたしかめてみた。
3種類の「野菜カッター」を簡単に紹介!
『ハンドル野菜カッター』
1つ目は『ハンドル野菜カッター』(幅12.5×奥行12.5×高さ9cm・希望小売価格 税込330円・発売中)。
ハンドルを引っ張り、3枚の刃を回転させてカットするタイプの野菜カッター。容器が大きめなので、たくさんカットしたいときに使いやすい。
『プッシュ野菜カッター』
2つ目は『プッシュ野菜カッター』(幅9.5×奥行9.5×高さ23.5cm・希望小売価格 税込550円・発売中)。
こちらも3枚の刃を回転させてカットするタイプだが、上の棒を押し込んで回転させる。横幅が小さく、収納時は短くできるので収納にも便利。
『野菜チョッパー』
最後は『野菜チョッパー』(直径8.8×高さ22cm・希望小売価格 税込330円・発売中)。
波状の刃を上から押し込んでカットするタイプ。底が外れるため、まな板の上でカットすることもできる。
玉ねぎを切る! 〜『ハンドル野菜カッター』『プッシュ野菜カッター』『野菜チョッパー』で比較
簡単に3種類の紹介をしたところで、早速みじん切りをしてみよう。まずはみじん切りの代名詞とも言っていい玉ねぎ。今回はSサイズの玉ねぎ半玉を入れて、その違いを確認する。
『ハンドル野菜カッター』の場合
まずは『ハンドル野菜カッター』。大きな容器のため、まだまだ余裕がありそう。
容器を取り付けたら、動かないようにしっかりと持ち、ハンドルを引く!
底に滑り止めが付いているので、力を入れやすかった
初めの1~3回は少し力が必要だが、切れ味が良く、すぐに簡単に回転させられるようになった。
10回まわすと、かなり粗めのみじん切り。チャーハンにならギリギリ使えそう……だろうか。
20回だと丁度いい感じのサイズになった。食感を重視したいなら、15回くらいが丁度良さそうだ。
30回まわすとさらに細かくなったが、大きさがややバラバラな感じ。やりすぎても良くないようだ。
『プッシュ野菜カッター』の場合
続いては『プッシュ野菜カッター』。容器はやや小さいが、Sサイズ玉ねぎ半分なら難なく入る。
容器を取り付けたら、棒をグッと押し込む! こちらも初めの1~3回は力が必要だが、体重をかけられる分、『ハンドル野菜カッター』よりも簡単にカットできた。
10~20回では、まだまだ原型が残っている状態。
30回でやや粗めのみじん切り。
50回まわすと、丁度いい感じのサイズになった。カットは簡単だが、回数をこなす必要がある点では少し使いづらいかもしれない。
『野菜チョッパー』の場合
3番手は『野菜チョッパー』。刃を押し込むタイプで、容器もかなり小さい。Sサイズ玉ねぎ半分でギリギリ(若干オーバー)だ。
先ほどと同じく棒をグッと押し込んでカット! ……するのだが、先の2つより刃の切れ味が悪いのか、なかなかカットできない。ググっと体重をかけてようやく1カットできた。あとはこれを繰り返していく。
10~20回だと、薄切りしたような状態。
30回カットすると、押しつぶしたような状態になってしまった。
続けて50回ほど繰り返してようやくいい感じの大きさになったが、全体的に潰れて水分が出たような状態に。こういう用途で使う料理もあるかもしれないが、あまり良い出来栄えとは言えなさそうだ。
【玉ねぎのみじん切り】3種類『ハンドル野菜カッター』vs『プッシュ野菜カッター』vs『野菜チョッパー』
比較結果
左:『ハンドル野菜カッター』(30回)、中:『プッシュ野菜カッター』(50回)、右:『野菜チョッパー』(50回)
3種類を比較したのがこちら。左から、『ハンドル野菜カッター』『プッシュ野菜カッター』『野菜チョッパー』である。
『ハンドル野菜カッター』は少ない回数でカットできるが、ややばらつきのある仕上がり。『プッシュ野菜カッター』は回数はかかるが、比較的均一な仕上がり。『野菜チョッパー』は押しつぶしたような仕上がりとなった。
いずれもみじん切りにはなったが、想像以上に仕上がりにばらつきが出る結果となった。
白菜とにんじんを切る! 〜『ハンドル野菜カッター』と『プッシュ野菜カッター』
ここからは、手ごたえのあった『ハンドル野菜カッター』『プッシュ野菜カッター』を使って、白菜とにんじんをカットしてみよう。白菜はやわらかく、にんじんは固いため、それぞれ違った難しさがある野菜だ。
・白菜(1/2枚)
『ハンドル野菜カッター』(20回)
やわらかいのでどちらも簡単にカットできる。『ハンドル野菜カッター』だと10~20回でかなり細かくカットできた。
『プッシュ野菜カッター』(30回)
しかし『プッシュ野菜カッター』は10~20回だとみじん切りにしては粗い仕上がり。30回ほどで同じくらいになった。
左:『ハンドル野菜カッター』20回、右:『プッシュ野菜カッター』30回
おそらくこれは容器に対して食材を入れ過ぎたことが原因。ためしに『ハンドル野菜カッター』に白菜をたくさん入れると、下の方しかカットされていない状態になった。適正量を心がけることもきれいなみじん切りを作るうえで大切なようだ。
『ハンドル野菜カッター』に白菜をたくさん入れると、底の方だけみじん切りにされた
・にんじん(Sサイズ1/2)
『ハンドル野菜カッター』30回
どちらの野菜カッターも玉ねぎ以上に固く、力が必要だった。とくに『ハンドル野菜カッター』は引っ張って刃を回転させるためかなり固い。ペットボトルのふたを開けられない人には難しいだろう。
『プッシュ野菜カッター』50回。少しやりすぎた
その反面、『プッシュ野菜カッター』は体重をかければいいので比較的回しやすい。ただし、上手に力をかけないと倒れてケガをする可能性がある。どちらも一長一短といったところ。
左:『ハンドル野菜カッター』30回、右:『プッシュ野菜カッター』50回
仕上がりは、『ハンドル野菜カッター』の方が少ない回数(30回)で細かくカットできた。刃を回転させる難しさはあるが、白菜もにんじんも、『ハンドル野菜カッター』の方が時短にはなりそうだ。
結果発表! 3商品のうち、おすすめは『ハンドル野菜カッター』!
玉ねぎ、白菜、にんじんをみじん切りにしてみた結果、筆者は『ハンドル野菜カッター』が使いやすいと感じた。ハンドルを引くための力が必要だが、いずれの食材でも少ない回数で細かくできていたと思う。他社の手動式野菜カッター(フードチョッパー)でハンドルタイプが多いのは、こういった理由があるのだろう。
今回紹介した3商品だけでなく、どの方式の野菜カッターを購入するかの参考にもなれば幸いだ。