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妊娠初期の壮絶なつわりと、妊娠中期から突然始まった“海苔中毒”!

たまひよONLINE

4歳の娘・1歳の息子の子育てに奮闘しながら、フリーランスで仕事をしているママライターのTomomiです。私がひどいつわりに悩まされ、心が折れそうになっていたのは、第1子を妊娠した30歳の時でした。現在2児の母になり、もう1人子どもがいたら楽しいだろうなと思うものの、初期の壮絶なつわりや帝王切開後のつらさを思い出すと、なかなか勇気が出ず、今でも苦しかった日々を思い出します。

“吐きづわり”初めてのつわりは想像以上の苦しみ


第1子の妊娠が分かったのは、シトシトと雨の降る6月でした。梅雨の空気と妊娠初期から現れたムカムカが重なり、私の気分はがっくりと落ち込みました。妊娠の喜びと同時にやってきた気持ち悪さとの闘いで、さっそく大きな試練に立ち向かう事となりました。

初めのうちは、つわりがきついのは「赤ちゃんが元気な証拠!」と喜んでいましたが、段々と食べられるものがなくなり、歯磨きができなくなり、毎日飲んでいた麦茶まで飲めなくなった頃には、心身ともにかなり疲弊していました。

食べてもどうせ吐いてしまうからと、食べることを止めてみたりもしましたが、空腹はさらにつわりを悪化させる事が分かり、仕方なく吐くための食事をするという毎日でした。

夫はオロオロ、私は毎日ぐったり…


なんとか食べられたのは、飲むゼリーや冷たい麺類、プリンなどで、ほんの少し食べておなかを満たしては吐いての繰り返し。あまりの気持ち悪さに家事はほとんどできず、1日中クーラーの効いた部屋のベッドでぐったりしていました。

私の体調を心配し、夫が作ってくれたご飯も食べては吐いてしまい、こんな私を見たのも初めてで、どうしていいか分からずオロオロしながらも、トイレで背中をさすってくれ、一生懸命サポートしてくれた夫にはとても感謝しています。

つわりで栄養が取れない!~妊娠初期編


妊娠初期は赤ちゃんの成長も目まぐるしく、体の器官が作られる大切な時期。せっかく飲んだ葉酸や栄養のサプリも、消化される前に吐いてしまい、「こんなに食べられなくて赤ちゃんは大丈夫?栄養は届いているの?」と、とても心配になりました。

赤ちゃんのためにと無理してサプリも飲み続けていましたが、検診で先生に相談すると、「赤ちゃんはお母さんの蓄えている栄養で育っているから大丈夫だよ」と声をかけてもらえて、元気に成長する赤ちゃんの姿にも励まされて、なんとかこのつらい時期を乗り越える事ができました。

1ヶ月半ほど続いたつわりは、妊娠10週目くらいになると段々と落ち着き、少しずつ食べられるものも増えてきて、お休みしていた葉酸などのサプリも再開することができました。

この時ふと思ったのは、よく耳にする「葉酸サプリを妊娠前から摂取しておいた方が良い」というアドバイスは、つわりの時期に赤ちゃんが摂取する栄養は、お母さんが蓄えていた栄養分だからなのかなと、勝手に分析し納得していました。

海苔をパリパリ、茶葉の匂いクンクン~妊娠中期編


妊娠中期になるとすっかりつわりもなくなり、ようやく思い描いていた楽しいマタニティライフが始まりました。しかし、つわりの時期の後遺症なのか、当時使っていた洗剤の匂いがNGになってしまい、いまだにその洗剤の香りを嗅ぐと不快な気分になってしまいます。

そしてつわりをきっかけに大好きになったものも!それまで、おにぎりを食べる時位しか手にしなかった“海苔”。妊娠をきっかけに突然食べたくなり、味のついていない焼きのりをパリパリと食べるようになりました。

食欲がない時でも海苔なら食べられ、出産を終えた今でも1/3サイズの海苔を1日数枚、疲れた時のパワーチャージの様にパリパリ食べています。最近では色々なメーカーの海苔を味比べし、海苔の味の違いも分かる様になってしまいました。あまりに海苔を欲するため、心配になり調べてみるも、似たような経験を持つ人はあまりおらず、不思議で仕方ありませんが、唯一同じだったのが双子の姉でした。さすが同じ遺伝子!

同様に、似たような匂いがする緑茶の茶葉にもはまり、お茶っ葉缶の蓋を開け、茶葉の香りをかいだりしていました。夫は茶葉の匂いをかいだり、味のしない海苔をパリパリ食べている私を奇妙な目で見ていますが、最近では子どもたちも海苔の魅力にはまってしまい、一緒にパリパリと食べています。

妊娠出産は、まさに奇跡で幸せな経験ですが、妊娠の喜びとほぼ同時にやってくるつわりは、これから親になる事を自覚し、覚悟を持たせてくれる最初の試練なのだと感じました。この先、もっともっと大きな試練はたくさんやってくるかもしれませんが、苦しんだり大変な経験をしたからこそ、我が子に対する愛おしさは増していくように思います。

[ Tomomi * プロフィール]
20歳で日本を飛び出しオーストラリアで就職。現地で出会った夫を日本に連れ帰り、茶畑に囲まれたのどかな土地で一姫二太郎の育児に奮闘中!趣味の“旅行”“フェス”“アウトドア”に子どもたちと行きたいと妄想しながら、現在は“パン作り”“園児が喜ぶお弁当作り”“手芸”に挑戦中の35歳、在宅ママライター。

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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