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棚橋弘至「ベストファーザー賞は奥さんのおかげ」 100年に1人の逸材は、家では優しいお父さん!

TBSラジオ

個性豊かな様々なゲストをお迎えして、幼少期のターニングポイントや、やる気スイッチの入った瞬間を深掘りしていきます。
メインパーソナリティの佐藤隆太さんと佐々木舞音アナウンサーの2人でお送りします。

佐藤:新年を迎えて、必ずやることってあったりします?

佐々木:家族で初詣に行くのと、お餅!絶対食べます!

佐藤:お餅ね!やっぱり食べないとね、(年が)明けた感じはしませんよね。

佐々木:納豆餅、きな粉餅と磯辺焼きを網羅して…

佐藤:でもあれさ、本当に何て言うんだろう…きな粉とか食べて、磯辺焼きいって…でもやっぱり甘いので締めたいなと思ってもう1回、「きな粉いこう!」って。全然抜け出せないみたいな!

佐々木:みんなそうなんですね。でもそれもまた、お正月って感じですよね。

佐藤:そうなんだよね。「やっちゃった!」みたいなのも含めてね、なんかお正月を楽しく過ごせたなっていう実感に繋がるから。

1月13日(月)放送のゲストには、先週に引き続きプロレスラーの棚橋弘至さんが登場。今回は父親としてのプライベートな一面を知るべく、ご家族とのお時間について聞いてみました!

普段はあまり怒らない、棚橋パパ!父から影響を受けたどり着いた、理想の父親

佐藤:今週もですね、引き続きいろんなお話聞かせていただきたいんですけども、改めてお子さんはもう2人とも大学生なんですよね。

棚橋:大学3年生と1年生で上の子は今、就職活動も始めて。

佐藤:僕ら、当たり前ですけどそんな日常の棚橋さんの姿想像できないじゃないですか。やっぱりリング上で本当にエネルギッシュでかっこいい棚橋さんを見てるから。むしろ、お子様に「ちょっとついてきて!」なんて言われてる姿、想像できないですけど。

棚橋:子供の授業参観行ったりとか、通学路の旗持ち当番とかやってたんですけども。2016年に、ベストファーザー賞いただいて。プロレスラーで2人目かな?イメージを変えられたかなっていうのはありましたね。

佐藤:すごい!

棚橋:ファンの方は気づくので、車を停めたりなんかして。「困るんで行ってください!」って逆効果ってパターンもありますけどね。

佐々木:でも“守られてる感”は圧倒的ですけどね。

棚橋:軽自動車くらいなら、軽く止めますよ!

佐々木:すごい!素手で!(笑)

佐藤:先週ちょっとね、お話聞かせてもらいましたけども、普段はあんまり怒ったりはせずに。

棚橋:そうですね。どうしても家を空けてたので、しつけだったりとか、そういう部分は奥さんに任せっぱなしになってしまうんです。ただ、母親だけじゃなく父親からも怒られると子供たちに逃げ場がないじゃないですか。だから何か、どういう理由で怒られたのかをちょっと、お父さん目線で聞いたりとか。あとはコンビニ行って「好きなの買っていいぞ!」ってね、ちょっと息抜きというか。

佐々木:優しそうですよね。すごく!

棚橋:ね、なんでプロレスラーになったんだって言われるんですけどね。

佐藤:でもときには何かビシッと、はい、父として何か怒るみたいなタイミングも?

棚橋:ありますあります。基本的に母親に言ってもらうんですけども、どうしてもやっちゃいけないことってあるじゃないですか。お友達を叩いちゃったりとか、兄弟げんかとか、そういうときは「パパお願い」って言って。普段は優しいんだけども、どうしてもやっちゃいけないときは僕が出て行くぞ、っていうような形にはなってたかなって。

佐藤:自身のお父様っていうのは、どんなお父さんでしたか?

棚橋:うちの父も優しかったですね。優しかったんですけども、結局同じで、普段は母親に言われるんですけど、お友達と喧嘩したとかってなると、父親が出てきて、「まずい!」っていうのがやっぱりありましたね。抑止力というか。

佐々木:似てる部分があるんですね。

棚橋:そうですね、普段は本当優しいですけどね。僕が大学生のときにプロレスラーになりたいっていうのを相談したらびっくりしてですね。同僚に会社の同僚に「息子はレスラーになりたいって言ってるんだけど」って相談して。珍しいじゃないですか。同僚は「やれやれ~!」っていうことだったんですけど、父は心配で泣いてたっていう。

佐藤:でも確かにやっぱり大変だと思うし、なかなか身近にそうそういないから、応援したい気持ちはあれど、なかなかね、心配にはなってしまいますよね。

棚橋:だから本当に、レスラーとして活躍して両親が喜んでくれるっていうのが一番の喜びでしたね。もうテレビ出たりすると田舎なんで、「こないだテレビ出とったね」ってやっぱ地元で言われるとやっぱ嬉しいみたいで、いい親孝行できたかなと思って。

「挨拶っていうのは身を守る、ご縁を繋ぐものだよ」父として心掛けている大事なコト

佐藤:今、お子様たちはどんなことに興味を持たれてるんですか。

棚橋:上の子はですね、今就職活動真っ最中で、アナウンサーとしてテレビ局を目指したいってことで、いろんなテレビ局を受けてます。あと、芸能事務所にちょっと入ってて、韓流のドラマとかにも行ったりとかしてますよ。

佐藤:お父様はだってやっぱり結構特殊な仕事で、そういう背中を見てるとなんかそういうことに興味を持つのか、逆にちょっと距離を置くのか。

棚橋:そうですね、小さい頃はね、一緒に見ててくれたらしいんですけど、プロレスラーになるかって聞いたときに「痛そうだから嫌だ」って言って。(笑)今はギターに夢中です。でも筋トレはしたいらしくて、「今度一緒にジム連れてって」みたいなことは言いますね。

佐々木:素敵ですね!

佐藤:ちょっと、ハードなトレーニングとかやめてくださいよ!(笑)ジャンピングスクワット1000回とか。

棚橋:もう2回目が無くなるかな。(笑)

佐藤:でも、何かジャンルは違えど、皆さん何かエンターテイメントというかね、そういう世界にやっぱり興味を持ったっていうか。

棚橋:知らず知らず影響を与えてたのかもしれないですよね。

佐藤:いやいやいや、やっぱり存在は偉大ですよ。ベストファーザー賞も、受賞されたし。

棚橋:いや、これはね本当に…僕はね、こういう賞も取れたのも全部奥さんのおかげなんじゃないかなって思いますね。なんか目のつく行事には「あんた行ってこいや!」って言って背中を押してもらって。「しょうがないな~」って言ってニコニコして出ていくんですけど。

佐藤:ご自身で、父親としてどこか心がけてることをあえて言うとすれば、どんなことですか?

棚橋:プロレスラーが言うのはどうなのかなと思うんすけど、人を叩いたり蹴ったりしないという、まずそこはですね。あと、言葉遣いですかね。丁寧な言葉遣いで話しなさいよっていう。友達とかはいいんですけど、やっぱりちょっと年上の方とかには、挨拶はちゃんと。僕、昔言われたのが「挨拶っていうのは身を守るものだ」って。だから最初に元気よく外出すると印象づけられるし、そこで印象に残って仕事が来るかもしれない。ご縁を繋いでいくものだっていうようなことは言いましたね。

佐藤:本当に大事なことですよね。礼儀の部分をしっかりとお子さんにも伝えていってるんですね。

(TBSラジオ『やる気スイッチラヂオ アストルム』より抜粋)

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