【上益城郡】大なまず伝説!?秋篠宮文仁親王もご来臨された辺田見若宮(へたみわかみや)神社とは!?
御船町に、大鯰(おおなまず)の伝説のある辺田見若宮神社(へたみわかみやじんじゃ)という所があります。大鯰伝説とは一体どのようなものでしょうか。早速行って参りましたので、その様子をお届けします。
場所は上益城郡御船町辺田見
立派な鳥居の横に広い駐車場があります。
コストコから車で10分程。御船川沿いにあります。
木々に囲まれた立派な神社です。無人の神社ではありませんので、御朱印もいただけます。御祈願で来られる際はお電話をされておくと確実だそうです。(TEL 096‐282‐7462)
こちらで手やお口を清めます。綺麗なお水がきらきらと溢れておりました。
大鯰伝説とは!?
こちらに鯰伝説のお話が記載されておりました。 大昔御船川の大洪水で御神体も社も流されてしまったところ、緑川の犬渕(現 嘉島町犬渕)に住んでいた大鯰が流れくる御神体を受け止めて救ったそう。それを知った氏子(同じ地域に住み、氏神神社の氏神様を信仰する人)達は、喜んで御神体をお迎えに行くことになったそう。
(伝説の大鯰の写真)
女がお迎えに行くことになり、女の足では長い時間がかかるだろうと、餅をついてお祝いの準備をしていたが、急遽男がお迎えに行くことになり、予定より早く御神体が帰ってくるという事で、餅をついていては間に合わないと、蒸かした餅に色を付け(赤飯)お供えをしたと伝えられているそうです。
それから現在でも例大祭においては赤飯をお供えしているそう。そしてこちらの神社にはナマズ研究科の秋篠宮殿下もご来臨されたとの事です。
神社を囲む水路
神殿の周りには水路が流れており、とても気持ちの良い音がしております。
まるでここから鯰が「こんにちは」と出てきそうなほどたっぷりとした水。(お子様にはくれぐれもお気を付けください)
髄神門を後ろから見たところ。まるで絵葉書のようなきれいな風景です。
神殿の向かって左側に社務所があります。
鯰の絵馬。おみくじもありました。
熊本地震の影響もかなり受けたようですが、今は綺麗に整えられとても気持ちの良い場所でした。
秋篠宮殿下が来られたのは平成12年の5月の事だそう。鯰伝説を聴聞され、赤飯も食べられたそうですよ。
車の道沿いにも鳥居がありますので、場所はとても分かりやすいです。 水路に囲まれた気持ちの良い神社に寄ってみてはいかがでしょうか。