加瀬コンテナ防災財団 簡易木製ベッドを寄贈 旭区の自治会に
(一財)加瀬コンテナ防災財団=港北区・三高(さんたか)章理事長=が2月10日、避難所で活用できる簡易組み立てベッド「もくみん」を、旭南部地区連合自治会と本宿西部自治会に5基ずつ寄贈した。
トランクルームなどを運営する加瀬グループが、災害に強い街づくりを推進しようと設立した同財団。これまでに地域の自治体・町内会などに災害用備蓄品の無償提供、備蓄倉庫として屋外型トランクルームの無償貸与などを行ってきた。
「もくみん」は滋賀県の会社が手がけるベッドで、工具を使わずに組み立てと分解ができる。滋賀県から取り寄せた同財団では寄贈先を探すにあたり、青柳陽一郎衆議院議員に相談。防災活動に積極的な両自治会に送ることになった。
10日は本宿西部自治会館で贈呈式が行われた。関係者が見守るなか、ベッドを組み立てた両自治会の内田裕朗会長はその安定感や寝心地に驚いた様子で、「(もくみんによって)避難者に安らぎを与えることができる」とあいさつ。三高理事長は「睡眠というのは非常時こそ大切。地域の皆さんのお役に立てば」と話している。