石川正夫さんに褒賞 保土ケ谷警察 防犯活動称える
和田在住の石川正夫さん(72)=人物風土記で紹介=が長年にわたり防犯活動に寄与したことを受け、3月5日に保土ケ谷警察署(本田悦二郎署長)から神奈川県警察本部長褒賞が授与された。
同褒賞は自主防犯活動の推進や防犯環境の整備拡充など、安全・安心なまちづくりに関して顕著な功労があった個人と団体を県警本部長が表彰するもので、警察署ごとに選出する。保土ケ谷警察署は、和田東部自治会の会長で同自治会が2004年から毎月行っている「防犯地域パトロール」を指揮する石川さんを評価した。
同パトロールは5つの班が当番制で実施。子どもや高齢者の見守り活動のほか、道路の安全確認や美化活動にも取り組み、さまざまな角度からまちの治安を守っている。「不審な動きをしている人がいる」「防犯灯が切れている」など、パトロールで気付いたことを「パトロールノート」と呼ばれるA4サイズのノートに記帳。情報共有し、次回以降の活動に活かしている。
石川さんは表彰式で本田署長から記念品を受け取り、「これは自治会としての表彰だと思っている。忙しい中でもパトロールに参加してくれる子育て世代をはじめ、まちの皆さんに感謝したい」と話した。本田署長は「警察官の目が届かない部分をフォローしていただき感謝している。石川会長や皆さんから『自分たちのまちを守る』という気合を感じ、それらが人々の心の安全も守っている」と称えた。