大学生の間で流行ってる「iQOSのシケモクを吸うマシーン」が凄い! 吸いごたえが強い理由が食品ロスみたいな発想で笑った
古今東西、ダメ人間的なものが流行りがちなのが大学生だ。私(中澤)が学生だった頃はもちろんのこと、上京した後、バイトなどで知り合った早稲田とか慶応の学生にも微妙にダメなものにハマってる人が数多くいたので、この風潮に学歴ってあんまり関係ないんだなあと思う。
最近は、ジェネレーション的にそんな大学生たちと知り合う機会もなかったんだけど、なんか水面下で流行っているものがあるらしい。なんとも大学生なムーブメントを伝え聞いたため情報を横流ししたい。
・友達の下宿先のコタツみたいな車内
それは先日、道の駅マニアの2人組YouTuber『拝啓、道の駅から』と静岡県牧之原の道の駅「そらっと牧之原」に一緒に行った時のこと。
牧之原に鉄道はないのでスケジュールは記事にした取材以上に車移動が大半になった。基本ずーっと一緒で、身にならない話をグダグダとしてる感じ。そんな中、だんぺいくんに話を振られた。
だんぺいくん「中澤さん、iQOSのシケモクを吸うマシーンがあるの知ってますか?」
──知らん。っていうか、シケモクって言葉を久しぶりに聞いた。iQOSでもう1回温めるとか?
だんぺいくん「いや、それ専用のマシーンがあるんスよ」
・え、凄い
へー、そんなものが。休憩のSAに着いたタイミングで、そのマシーンとやらを見せてくれるだんぺいくん。iQOSの角が取れて可愛くなりましたみたいな形で、色合いもテクノロジー感よりもポップさを感じる。歯に衣着せずに言うと、若干パチモノ臭が漂っているところが良い。
iQOSで吸い終わった芯をこのマシーンに挿入してボタンを押すともう1回吸えるのだという。要は使い方はiQOSと同じ。だが、iQOSのシケモクって吸いごたえあるのだろうか? キックバックがゼロのイメージなんだけど。そこで吸わせてもらったところ……
驚くべきことに吸いごたえがiQOSで吸ったひと吸い目と同じくらい強い。
吸える長さは200秒で回数は12回。ディスプレイの上に残り回数が表示され下に現在の秒数が表示される。吸いごたえの減衰もひと吸い目と同じくらいでまるで芯が蘇ったようだ。どうなってんのコレ!?
・SDGsかよ
だんぺいくん「iQOSって中の芯を温めるじゃないっスか? 外側ってほぼ使われてないらしくて、その外側を吸えるのがこのマシーンで、だから新しい吸いごたえがあるらしいです」
──使われてない外側を吸う……なんだその食品ロスみたいな発想は。いや、その前によくiQOSにロス部分が存在することに気づいたものである。確かに、吸い終わってから芯を取り出してみたところ、外側に焦げ目がついていた。
ちなみに、公式ページを見たところシケモク専用なわけではなく、普通に吸うモードも搭載されているようだ。レギュラーモードの場合は、245秒で16回吸える。
・落とし穴
なんでも、だんぺいくんは普通にバイトしているため大学生と絡みがあるらしく、貧乏な大学生に教わったのだという。「シケモク マシーン」で検索するとヒットするのだとか。
1本で2回吸えるゆえ、まず節約を考えて購入する人が多いというこのシケモクマシーン。だが、落とし穴があって、慣れてしまうと吸えるだけ吸っちゃって節約にならないのだという。なんとも大学生的な趣のあるオチがついた。
同級生の下宿部屋にあてどもなく溜まってひたすら中身のない会話を繰り返していたあの頃。戻りたいような戻りたくないような淀んだ空気を思い出し少し笑った。
参考リンク:Fasoul
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.