宇都宮ブレックスが首位を堅持! チャンピオンシップ直前のBリーグ、終盤展望B1東地区【バスケ/Bリーグ】
Bリーグ終盤展望B1東地区
近年、人気沸騰中の国内バスケットボールリーグ・Bリーグ。2024‐25レギュラーシーズンも残り1カ月を切り、その先には年間王者を決するチャンピオンシップ(CS)が待ち構えています。『ラブすぽ』ではそんなCSに向け、B1各地区の現順位と今後の展望をご紹介。果たして、9シーズン目のBリーグ王者に輝くのは一体どのクラブ⁈
【B1東地区】
宇都宮、強し!千葉Jは予想外の苦戦!?
順位表(2025年4月7日時点)
1位 宇都宮 40勝9敗2位 群馬 33勝16敗3位 千葉J 32勝17敗4位 秋田 23勝26敗5位 北海道 18勝31敗6位 越谷 16勝33敗7位 茨城 9勝40敗8位 仙台 9勝40敗
開幕前は宇都宮ブレックスと千葉ジェッツの「2強」と目されていたが、その一角でもある宇都宮が圧巻の強さを見せつけ、4月5日の三河戦で早々に地区2位以内を確定。すでにCS進出を決めている。開幕節こそ千葉Jを相手に連敗スタートを喫したが、その後破竹の12連勝。開幕節以降は連敗もわずか一度という安定感を見せ、東地区首位を快走した。絶対的エースのD.J・ニュービル選手は今季も健在で、平均得点、同アシストでチームトップ。リーグ全体でも上位につける。また、日本代表の比江島慎もリーグトップの3ポイント成功率45.4%をマークしており、2年連続の同タイトル獲得も視野に入る。
一方の千葉Jは渡邊雄太選手の加入など、開幕前は優勝候補筆頭に挙げられていたが、その渡邊選手がシーズン中に二度の離脱を経験するなど、「ベストメンバー」を組めない時期も多かった。それでも、一定以上の数字を残してCS出場圏内をキープしているのは、リーグトップレベルの選手層の厚さがなせる業。地区優勝は厳しい状況だが、ワイルドカードからの逆襲を期待したい。
そんな宇都宮&千葉Jの「東地区2強」に割って入ったのが群馬。今シーズンは元MVPの藤井祐眞選手やドイツ代表で活躍した経験を持つヨハネス・ティーマン選手が加入。これにより、B2を勝ち上がったころのお家芸だった「強固なディフェンス」が復活。3月は4勝6敗とやや苦しんだが、地区2位をキープ。終盤にかけては千葉JとのCS出場をかけた激しい2位争いが展開されるはず。
CSの出場枠は「各地区上位2クラブ+3位以下のクラブの勝率上位2クラブ(ワイルドカード)」になるため、是が非でも「地区2位以内」は確保したいところ。千葉Jと群馬はすでに今シーズンの直接対決を終えており、自力でのCS進出を決めるためには両クラブとも「勝ち続ける」しかない。
文・花田雪