油を吸い取ったキッチンペーパーをそのまま捨てるのNG「危険な処分方法だった」「知らなかった…」
揚げ物をつくり終えた後のキッチンペーパーを、そのまま袋やゴミ箱へ入れていませんか? じつはその捨て方、危険かもしれません……。ここでは、油を吸い取ったキッチンペーパーのNGな処分方法とそのリスクについてご紹介します。
油を吸い取ったキッチンペーパーは「自然発火」のリスクあり
火災の原因になる揚げ油。「出火するのは高温の油だけ」と思い込んでいませんか?
じつは、低温の油でも火災につながるリスクがあるんです。
油は空気に触れることで酸化し、熱が発生します。上からたくさんのゴミが入っている場合など、熱の逃げ場がないとゴミ箱内が高温になり、出火することがあります。この流れを“自然発火”と呼ぶのですが、油を含んだキッチンペーパーも例外ではありません。
油を含んだままゴミ箱……はNG!
揚げものを終えた後、油を含んだキッチンペーパーをゴミ箱へ捨てる。なにげないこの行為も、自然発火を引き起こす可能性があります。
油を含んだキッチンペーパーをゴミ箱に入れ、その上からさらにゴミが重なると、空気と結びついて発生した熱の逃げ場がなくなります。その結果、ゴミ箱から出火する危険があるのです。
キッチンペーパーに限らず、ティッシュや布でも同様。油を含んだまま放置するのは絶対にやめましょう。
捨てるときは「水」を含ませて
油を含んだキッチンペーパーを処分する際は、水を含ませることで自然発火を防げます。しっかりと水をかけ、十分にしみ込ませてから処分しましょう。
ちなみに、油による自然発火は食用油だけに限りません。アロマオイルでも同じように火災の危険が潜んでいます。
オイルを含んだタオルを乾燥機にかけると、乾燥機で発火する恐れがあり大変危険です。乾燥させるときは、自然乾燥で安全に乾かすようにしてください。
※参考:岡崎市_身近に潜む自然発火に注意してください!!
https://www.city.okazaki.lg.jp/1100/1115/1301/p039374.html
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア