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6月後半【大阪湾オカッパリ釣り速報】 キビレとチヌ好調でサバは回遊待ち

TSURINEWS

大阪湾奥でヒットしたチヌ(提供:TSURINEWSライター井上海生)

大阪湾奥は釣り物に富む。しかし夏が近づくと、海水温が上がり過ぎて、潮流の悪さから生暖かい水が滞留するせいか、魚の動きが止まってしまう時期がある。真夏になるとそれがもっと悪くなる。2024年6月下旬、7月にかけて魚はまだ釣れている。今何を釣るべきかといえば、春から当たり年と誰もが確信的に思っているはずの、チヌとキビレだ。

大阪湾奥の現状

大阪南港と泉大津方面にかけて海を見ていった。大阪南港では、ほとんど釣り物がチヌとキビレしかいない。エサ師がイワシとサバらしきものをちらほら釣っているのを見るが、おそらくあれはルアーではかからないだろうし、サビキでもアタリハズレが大きいようだ。

三年前、コロナの真っ最中にはサバの回遊が日中でも止まらず、日の出から日没まで絶えず釣れ続けた。今年はアジが泉大津で釣れているらしいので、久々にこの手の回遊魚が突然当たり始めるかもしれない。

サバの回遊秒読みか?(提供:TSURINEWSライター井上海生)

泉大津方面では、先日、梅雨メバルを短時間で10尾手にした。いかにもクサいストラクチャーの、少し水深が入ったところに少数ながらついている。海水温20℃までは釣れた。梅雨が終わるまでは何とかなるかもしれない。

狙い物としてホットなのはチヌ

2024年はチヌの当たり年で、春先からよく釣れている。ノッコミで本チヌだらけの春が過ぎて、初夏の今はキビレが多くなった。キワの表層打ちをしていると、「銀チャリコ」と言いたいくらい、小型のキビレがとにかく来る。

銀チャリコ?(提供:TSURINEWSライター井上海生)

サイズアップしようと思うならレンジを入れて、ボトムを探って……という釣りになるのだろうが、サーチ効率を考えると、どちらかというと表層を打ちまくってその中からマシなサイズを狙った方がいい。

チヌは夏にかけて型もコンディションもよくなっていく。50cm超えが頻々とくるのもこの時期だ。筆者は常にメバリングタックルでこの魚を釣る。本式のチニングタックルで狙ってもいい。チニングタックルならば、スーパーライトショアジギングで日中の時間を過ごすこともできる。しかしメバリングタックルは小物適正も高いので、もしチヌがスカったときにアジ、ないしカサゴへの流用もきく。

メバルロッドでチヌを狙う(提供:TSURINEWSライター井上海生)

チニングはバスワームでGO

大阪湾奥では、ひとつ、筆者はチヌの攻め方に対してある確信を持っている。

それは、「ブラックバスのワームを使った方が絶対に釣れる」というものだ。ゲーリー、ケイテック、などなど。このへんのワームが、異様にチヌを連れてくる。チニングのワームは小魚イミテートもあるが、どちらかといえばバグ系が多い。バグ系はボトムや壁際をトントンと動かすもので、ハゼパターン時などのチヌには、泳ぎを大事にしたブラックバス系のワームの方がいい。

バス用のヘッドで釣り勝つ(提供:TSURINEWSライター井上海生)

ちなみにキビレが横引きできやすく、本チヌはボトムをトントンと探る釣りの方がいいという話もある。どちらも持っておけば、アタリが多い方へと狙いを移しながら釣れる。

バス用ワームを使うならば、ジグヘッドもブラックバス用にした方がいいだろう。曲げられにくく、耐力がある。オフセットフックよりは、一般的なジグヘッドを使った方がいい。

梅雨メバル探しは丁寧に

梅雨メバルは年によって出るか出ないかが分かれる。今年は、通常時期のメバルが終わるのも早かったので、大阪湾奥では雨季に突入してメバルが釣れ続けることはないのではないかと思う。すでに南港からは姿を消しているし、梅雨メバルを追うならば、泉南や垂水漁港など潮通しのいい、海水がバンバンと入れ替わるところを探すべきだろう。

梅雨メバルは慎重にいく(提供:TSURINEWSライター井上海生)

スレやすいターゲットなので一発で釣り切るつもりで、いかにもクサそうな場所を丁寧に探っていこう。ドラグは緩め。相手アワセで確実にノセてから、引っこ抜いてしまうのだ。

<井上海生/TSURINEWSライター>

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