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【#防災とやま】かまどベンチで炊き出し訓練や段ボールで作る防災グッズ【防災キャンプ2024】能登半島地震被災者から学ぶコミュニティ防災

nan-nan 富山の情報

【#防災とやま】かまどベンチで炊き出し訓練や段ボールで作る防災グッズ【防災キャンプ2024】能登半島地震被災者から学ぶコミュニティ防災

9月1日は防災の日でした。そして9月は防災月間です。

地震や大雨など、大規模な災害が全国で相次ぐなか、万が一に備えた防災訓練を行うコミュニティも少なくありません。

 

富山市の堀川地区では「防災キャンプ2024」と題し、地域の公園に整備された「かまど付きベンチ」を使った炊き出しや、段ボールで作る防災グッズの実演、また2024年1月に発生した能登半島地震の被災者から話をきく講演会を開催します。

「防災キャンプ2024」概要

開催日:9月8日(日)

時 間:9:00~13:00

場 所:堀川小泉町1丁目公園・公民館、堀川地区センター2階ホール

参 加:無料 ※地域外からの参加、短時間のみの参加もOK

問合せ:090-3764-0688(堀川小泉町1丁目 町内会長 小林)

この「防災キャンプ」を企画したのは、堀川小泉町1丁目の町内会長、小林仁さん。

小林さんは東日本大震災や能登半島地震の被災地支援を継続している市民団体「ふっこうのおと」の代表で、被災地の現状を10年以上にわたって見続けてきました。

 

「被災した時に、人と人との繋がり・地域防災が大事だということを被災地で学んできました。避難生活という非日常生活を体験したり、普段しゃべることの少ない地域住民と話をしたりというのは、とても大切なことだと思っています。ただ、あまり重く受け止めず、気軽な気持ちで参加してもらえたらうれしいです」(小林さん)

 

「防災キャンプ2024」は、短時間だけの参加や地域外の住民の参加も歓迎しています。もちろん、地域住民と一緒に無料で参加することができます。

組み立て体験「段ボールで防災グッズを作ってみよう」

時 間:9:15~ 

場 所:堀川地区センター2階ホール

準 備:みかん箱サイズの段ボール2箱(同一サイズのもの)を各自持参

講 師:防災士 松原史昌さん(サクラパックス株式会社勤務)

 

有事の際、軽くて扱いやすい段ボール素材を使った椅子やトイレ、ベッド、パーテーションなどの防災物資が多く活用されています。

今回は、段ボールの防災関連商品も手掛けている富山市の会社「サクラパックス」に勤務する防災士 松原史昌さんを講師に迎え、椅子の作り方を教えてもらいます。一緒に作ってみたいという人は同じサイズの段ボール(みかん箱サイズ)を2個持参してください。

講演「能登半島地震の被災者から学ぶ」

2023年防災キャンプの様子

時 間:10:25~

場 所:堀川地区センター2階ホール

講 師:濵高芳美さん

 

講師の濵高芳美さんは、2024年1月に発生した能登半島地震で自宅が損壊。避難所では炊き出し班のリーダーとして日々の食事を担当していました。初めての避難所生活では戸惑いや苦労も多かったと話します。

能登半島地震から8か月、被災地の現状や今、私たちにできる支援や防災対策など、さまざまな話が聞けそうです。

炊き出し訓練 「かまど付きベンチで鉄板焼きスパゲッティ」

2023年防災キャンプの様子

時 間:11:45~

場 所:堀川小泉町1丁目公園(富山市堀川小泉町1丁目6-17)

 

住民からの要望を受けて富山市が2023年に公園に整備した「かまど付きベンチ」を使って、鉄板焼きスパゲッティを作ります。

普段は憩いのベンチとして、有事の際は炊き出しができるかまどとして、1つで2役に利用するできる地域防災設備です。あたたかい食事を作ることはもちろん、冬の季節には暖をとることもできます。使い方もしっかりマスターしておきたいですよね。

KNBテレビ・ラジオ【#防災とやま】キャンペーン

KNBテレビ・ラジオは9月の防災月間にあわせて、ふるさとの防災を考えるキャンペーンを実施中。いのち・くらしを守るための取り組みや動き、突然やってくる災害への備えとして役立つ情報などを、KNBのテレビ・ラジオのニュース・情報番組でお伝えします。

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