【サッカー欧州選手権】スペインの4度目Vか、イングランドの初優勝か、EURO2024を制するのは?
スペインの天才FWラミン・ヤマルが躍動
ドイツで開催されているサッカーUEFA欧州選手権(EURO2024)はスペインとイングランドが決勝に進出。14日(日本時間15日午前4時)の頂上決戦で雌雄を決することになった。
スペインは7月13日で17歳になるラミン・ヤマルが話題を独占。準決勝のフランス戦では、前半21分に左足で鮮やかなミドルシュートを放ち、EURO史上最年少得点となる同点ゴール。チームも2-1の逆転勝利を収めた。
2023年4月29日にラ・リーガのレアル・ベティス戦で、FCバルセロナ史上最年少となる15歳9カ月16日でトップチームデビューを果たし、同年10月8日のグラナダ戦で史上最年少ゴールを決めた天才FW。スペイン代表としても、2023年9月8日のジョージア代表戦で最年少デビュー、さらに初ゴールまで決め、16歳1カ月26日の最年少出場記録と最年少得点記録を樹立した。
ホテルの部屋で学校の宿題に取り組む様子が報道されるなど、まだあどけなさを残すヤマルの活躍もあり、スペインはグループステージでクロアチア、イタリア、アルバニアに3連勝。決勝トーナメントでもジョージア、ドイツ、フランスを撃破して6連勝と波に乗っている。
2000年以降はスペインが5勝1分3敗
一方のイングランドは準決勝のオランダ戦に2-1で勝利。先制を許しながらハリー・ケインのPKで追いつき、後半アディショナルタイムにオリー・ワトキンスが劇的ゴールを決めて決勝にコマを進めた。
グループステージでセルビアに勝ったものの、デンマーク、スロベニアとは引き分けて1勝2分けで突破。決勝トーナメントでもラウンド16のスロバキア戦は延長、準々決勝のスイス戦はPK戦、準決勝のオランダ戦では後半アディショナルタイムに勝ち越しと薄氷を踏む勝ち上がりだ。
スペインとイングランドがEUROで対戦するのは、1996年の準々決勝以来28年ぶり。その試合はPKでイングランドが制している。
通算の対戦成績はイングランドの14勝3分10敗だが、2000年以降ではスペインが5勝1分3敗と勝ち越している。スペインが勝てば12年ぶり4度目、イングランドが勝てば初めての優勝。頂点に立つのは果たして…。
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記事:SPAIA編集部