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ファイターズ選手の“折れたバット”がクラフトビールに! 30日から一般販売…どういうこと?

SASARU

北海道日本ハムファイターズの選手が使っていたバットを原料にしたクラフトビールが、誕生しました。ファイターズの本拠地、エスコンフィールド北海道にあるビール醸造所レストラン「そらとしば」が、日本初の取り組みに成功。「バットが原料」とは一体、どういうことなのでしょう?

「バットが原料」?

このプロジェクトは、日本のプロ野球や大学野球の公式戦で年間10万本以上の木製バットが使用されていることから、資源の再利用を目指すものです。

ビール作りに使うのは、松本剛選手や野村佑希選手、田宮裕涼選手ら6人の選手が使用していたバット。試合などで折れてしまったり、ひびが入ったりして破損したバットを譲り受けました。

選手たちのバットを細かく裁断して、水蒸気を通します。木の香りを含んだ蒸留水をビールに加え、味わいや香りに複雑さを出すのがポイント。ブラウンエールをベースにし、「ウッドエイジドビール」というスタイルに仕上げます。

大好きな選手のバットを切断!

抽選で選ばれたファイターズファン20人が10月、バットの加工を行いました。ビールの醸造に使えるよう、ノコギリやナタでバットの汚れや塗装などを落とします。選手のバットを間近で見たり触れたりすることができ、参加者からは歓声が上がりました。

「『今年1年ありがとう』と気持ちを込めて折りました。みんなで(ビールを)飲みたいです」(田宮選手のファン)
「知っている選手のバットを切り刻むって罪悪感が…。一生にない経験だと思うので楽しみたいと思います」(ファイターズのファン)

こうして出来上がったビールの先行試飲会が11月に開かれ、八木隆太郎フィールドキャスターも参加しました。
「ブラウンの奥深い色が特徴。ほのかに優しい木の香りが口に広がります。心地よい苦味もあって、非常に奥深いビールです」と八木さん。

そらとしばの村田稀水さんは「グッと飲むというタイプより、時間をかけて飲むようなビールになっているので、肌寒い季節にはぴったり」と特徴を紹介。「『今年はこんな活躍があったな』とファン同士で語り合いながら、その時のお供としてゆっくりと飲んでいただけるとうれしいです」

飲んで感じる 選手の躍動

応援する選手のバットで作ったビールの味は、ファンには格別です。先行試飲会に参加したファンは「おいしい! 色のわりに、えぐみがなくておいしいです。飲むと『あの日の感動』がよみがえってくる感じ」「コクがある!」などと感激の様子。中には、「最後に口に残る味がとても優しくて、田宮選手を感じます」と話す人も。

このビール「シーズナルビール10(ウッドエイジドビール)」は、レギュラー(420ミリリットル)で900円。11月30日のファンフェスティバルから一般販売となります。エスコンフィールドならではのビールを、飲んでみませんか?

*みんテレ11月18日OAのものです
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)

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