港北区発 フレイル予防「体操」完成へ 「やってみた」動画も視聴可
港北区は、横浜F・マリノスと横浜市総合リハビリテーションセンターの協力を得て、フレイル(心身機能が低下し、将来介護が必要になる危険性が高い状態)予防を目的とした体操「港北MMダンス」の動画を作成した。
ダンス制作のきっかけは、昨年7月。横浜F・マリノスと「港北区らしさを取り入れたフレイル予防の啓発」について、打合せがあった。そこで「港北区らしさ」「マリノスらしさ」を取り入れた、多世代が取り組みやすいダンスを入り口に、フレイル予防の啓発を始めることを決定。オリジナルダンスの制作が始動した。
8月には、横浜市総合リハビリテーションセンターの協力を得て、横浜市の「ハマトレ(ロコモ予防として「歩き」に着目した横浜市が作成した体操)」をベースにした振付に加え、チアリーダーやサッカーのリフティングの動きを振付に取り入れるなど、健康要素だけでなく、マリノスらしさも取り入れた。
動画の見どころ
『みんなでやってみた編』には、竹下幸紀区長をはじめとする区職員、お笑いコンビ「ぺこぱ」シュウペイさん(港北区出身)や、横浜F・マリノスのマスコットキャラクター「マリノスケ」、オフィシャルチアリーダーズ「トリコロールマーメイズ」、港北区のキャラクター「ミズキー」も参加。また、自分に合った強度が選べるよう『実践編』として立位と座位の2種類を作成。タオルを使用することで、足だけでなく上半身の動きも取り入れた。
「ミズキーのMとマリノスのMをとった”港北MMダンス”。子どもから高齢者まで、友達や家族と一緒に楽しくできます。無理せず、できるところから始めてみてください」と高齢・障害支援課の杉山由美さん。
いずれも横浜市の公式YouTubeチャンネルで視聴可能。『みんなでやってみた編』の視聴は左記二次元コードから(2026年3月末までの期間限定配信)。
今後の展開
今年7月からは、同ダンスとフレイル予防について学ぶ「港北MMマイスター」の養成講座を開催予定。また、フレイル予防講演会等、イベントでのダンス実施も検討中だという。