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念願のマイカーは、映画「運び屋(2019)」に登場した1969年製のフォード[F‒250]

Dig-it[ディグ・イット]

まだインターネットの無い時代、憧れた海外の情報を得るツールは映画だった。そのスタイルに、信念に憧れた若き日の自分がいまの自分を作り上げている。スクリーンに映る格好良い男たちから、ボクらは様々なことを学んだ。今回は「スタイル202」オーナー・山田憲吾さんがクルマの購入に際して影響を受けた映画のお話。

アメリカの風景に溶け込むクラシックな佇まい。

「スタイル202」オーナー・山田憲吾さん|20歳で西の名門古着屋「ピグスティ」に入社し、バイヤーや店長を経験。2022年に独立し、原宿に「スタイル202」をオープン。幅広い年齢層の古着好きを唸らせる確かな審美眼を持つ

昨年夏、念願のマイカーを購入した山田さん。1969年製のフォード[F‒250]を選んだ理由のひとつが、『運び屋』でクリント・イーストウッド演じる主人公の老人、アールが乗っていたトラックなのだという。

「使い古したフォードのピックアップトラックがとにかくかっこよくて、車選びの時にも影響を受けましたね。『運び屋』は旧い映画ではないのですが、舞台となるイリネイ州のローカルな街並みに車が自然と溶け込んでいて、グッと来ました」と心を奪われたのだとか。

物語は、かつては園芸家として名を馳せたものの農園の経営に行き詰まり、家族との関係も思わしくないアールが麻薬の運び屋の道へと足を踏み入れていくというストーリー。

「自身の人生を悔いて償おうとしたり、家族と任務の間で揺れ動くアールの姿に感動しました。観終わった時に優しく温かい気持ちになれる上質な人間ドラマです」

運び屋
販売元:ワーナー・
ブラザーズ・
ホームエンターテイメント
価格:4389円
発売日:2019年6月19日

1969年製のフォード[F-250]レンジャー ピックアップトラック。旧式のアメ車らしいクラシカルな佇まいにひと目惚れし、昨年夏に購入

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