「こんなの初めて!」が連発するヌーベルシノワが静岡駅南に誕生。『菜月華(さいげっか)』で中華新体験を!
青果店の後に生まれた新しい・新たな中華料理屋さん
それなりに経験を重ねてくると「食べたことない!」なものが少なくなってきます。
が!「なにコレ!食べたことない!衝撃的ーーー!」な「青椒肉絲」と出逢いました。
これがその「極太チンジャオロース」。
もうもうもう、果てしなく美味しい!噛めば噛むほどお肉はジューシーに味わい深く、シャッキリ感を残しながらも口の中でお肉と絡まって溶けていくピーマン…これぞ新感覚!!
こちらも「食べたことない!」な感動をおぼえる、お代わり必須な「からすみビーフン」。この見た目からいい意味で裏切られる濃密な味わいです。
“ヌーベルシノワ”とでも言いましょうか。ルーツはしっかりしているのに新しい中華を食べられる、新感覚なお店が2024年8月、静岡駅南に誕生しました。
ここ以前は昔ながらの青果店で、私も時折買い物に訪れていました。ある日「閉店のお知らせ」を見て、「えーそんな―!」と思いはしたものの、中華料理店になると聞き楽しみに待っていたのですが、想像以上の美味しさと新鮮さにすっかり虜です。
「焼餃子」でさえ一口食べて「何かが違う…」と唸りたくなるお味。餃子に対して「出汁が効いてる」と感じたのは人生初かも?
麻婆豆腐は2種類あってまずは「白麻婆豆腐」を。辛いだけじゃない、旨味が方々からやってくる麻婆豆腐。実は私、翌日に禁断症状出ました(笑)。
白ではない「麻婆豆腐」もクセになる奥深い辛み。そう。ただ辛いだけでなく、色んな味がお口の中に広がって、箸が…いや、れんげが進む進む。もとい。お酒も進む!
個人的にはビールよりはスパークリングと最強タッグだと感じました。
中華料理というと、ビールや紹興酒と合いますが『菜月華』のお料理はスパークリングや白ワインと合う気がします。
インパクトのある辛さと同居している、ほどよい上品さがそうさせるのかもしれません。パンチがあるだけでなく、繊細な味わいが感じられるんですよね。
自家製のラー油がこだわりの「よだれ鶏」を一口含んだ瞬間には、爽やかな風さえ感じました。中華料理を食べて爽風が吹き抜けるなんてあります?
落ち着いて心地の良い空間なので、おひとりでゆっくりやデートにもおススメですが、あれこれ味わうならグループでがいいかもしれませんね。
カウンターには素敵な引き出し箪笥が。味だけでなく空間にも優しいこだわりが感じられます。何が入っているかはキュートなおかみに聞いてみてください!
〆にはオリジナリティ溢れ後を引く「担々麺」と…
スープを一口すすって文字通り悶絶した「清湯麺(チンタンメン)」を。これ反則です!!この透明なスープを見事に作り上げた店主を尊敬したくなるほど崇高なラーメン。
青果店がルーツだからでしょうか、野菜やニンニク、しょうが達もしっかり主張しているのが印象的でした。この「季節の青菜炒め」もタダ者ではなかった…。
恐らくなんですが。都内でこの感じの中華に行くとなかなかなお会計になるんですが、まったくもってリーズナブル。静岡ってそういうお店多いですよね。やっぱ静岡最高♡
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■菜月華
住所:静岡市駿河区南町1-5
TEL : 070-9165-4187