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大阪湾奥メバリング釣行で28cm級頭に良型メバル8尾【泉大津】ミノーの表層リトリーブが奏功

TSURINEWS

大阪湾奥エリアで仕留めたメバル(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

2024年シーズンは冬のメバリングが微妙で、大いに不足感が残っていた。春はバシバシ釣りまくってやるぞと意気込んで、海水温を毎日のようにチェックしていた筆者である。そろそろ12.9℃という「少し冷ため」というレベルまで上がってきた。さあ、行くぞと泉大津の釣り場に出かけて行った。

泉大津のメバリング釣行

3月29日、泉大津でのメバリング。この前日に南港でチヌとシーバスを釣って、かなり感触がいい。しかし南港ではメバルの影がなかったので(汽水域で釣ったせいもある)、この日はその他ゲストにかまわずメバルだけに専心することにした。

オーソドックスはメバリングタックルでいく。ジグ単でサーチ開始。しかしどういうわけかこの冬から春は、ジグ単が全然効かない。この日もそうだった。ちなみに同行した友人はチヌを一枚ジグ単で釣っていたが、「メバルが一切触らない」とやはりそう言う。

1時間は無反応

それでもメバリングといえば基本的にワームの釣りなので、そのまま通すことにした。時間帯的にまだ浮上していないのだろうと睨んだのだ。深いレンジをやっていると、ちょろちょろっとそれっぽいアタリがくるが、食い切ってこない。活性が低いのだろうか。一応潮回りは大潮の下げスタートで、悪くはないはずなのだが。

1時間魚が一切反応しない時間が続いたので、ここで大きく作戦を変えることにする。表層だけを狙うために、フローティングのプラグにチェンジした。私がもっとも信頼を寄せる紫のプラグでいく。時刻は19時過ぎ。すでに辺りは真っ暗となった。メバルのにおいがし始める。

突然の時合い突入

すると読み通りというべきか、数投してメバルヒット。キワをテキトーにトレースするやり方で、グググッと持って行った。さすが私の相棒ルアー、こういうときのヒキが違うね。サイズもかなりいい。26cmちょいある。

春のメバル登場(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

そこからにわかに時合いのような雰囲気になり、ルアーローテーションしながら合計7尾を連続でしとめた。やはり沈めると食ってこないので、本当に表層50cmとかそれくらいのレンジを離さずにリトリーブする。

オープンに投げると反応がない。キワひとつ。友人も同じやり方で数尾釣っていたが、なぜか彼のほうには大きいのがつかない。私のルアーにだけ28cm弱まで飛び出した。このへんは経験の差というやつか。へへん。

28cmの良型メバルを手中(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

ここまでくるとそろそろ尺サイズがほしいと欲も出てくる。大体25cmを超えたメバルというのは抜き上げのときに「尺いってるやろ!」と声が出るほどでかく見えるのだが、残念ながらそういうことは滅多にない。しかし今日こそは何かが起きそうな気がする。

美味しいメバルを持ち帰り

だがここで突然、南から強い風が吹き始めた。メバルたちもリリースされて若干スレてきたのか食い渋り始める。友人が持って帰りたいというので2尾をキープしたが、まあ刺身にするならもう1尾くらいあったほうがいいだろうと、ちょっと粘ってみることにする。と、祈りが届いて、ラスイチ登場!

28cmメバルでフィニッシュ(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

この日最高サイズのメバルだった。さすがによく引いて、一時は潜られたが、テンションを緩めると簡単に出てきた。しかし、それでも最後まで水面で抵抗し続けたこの魚、ナイスファイトである。

正直海に返してやりたい気がしたが、たまにはこんな日もあっていいかと思って、晩酌のお供にしたいという友人にプレゼントした。

同伴者の都合21時で退くことになったが、まだもう少し数は伸ばせた気がする。メバル8尾とは、桜でいえば5分咲きみたいなものか。満開までは物足りない。

ただこれからメバルは間違いなくよくなっていくだろう。アジの動向も見ながら、しばらくは湾奥で良型メバルと至福の春を祝いたい。

<井上海生/TSURINEWSライター>

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