吐き気が止まらない…トイレから出られない!つわり体験
5歳と3歳のおふざけ期まっさかりの男の子を育てながら在宅でライターをしている【ベビオママ】です。27歳のときに長男、29歳のときに次男を妊娠しました。そんな私のつわり体験についてお話します。
妊娠前の不安…つわり体質は遺伝する?!
つわりの体質は遺伝するのか…? 私の祖母はつわりは全くないタイプでした。しかし、私の母はかなりつらい吐きづわりだったそうです。妊娠初期は何を食べても吐いてしまっていたと言っていました。母には妹(私にとっては叔母)が2人いますが、 2人とも大したつわりはなかったそうです。
母だけがきついつわり症状だったのはなぜなのか、それは私にも遺伝しているのか…。出産は病院で助けてもらえるけれど、つわりは自分だけで耐えなくてはいけないと思うと、妊娠前からかなり不安でした。
つわり、こんなにつらいのに隠しながら働くなんて…
結婚してしばらくして、生理が遅れていることに気づきました。そして、一日中なんとなく車酔いのような気持ち悪さを感じました。市販の妊娠検査薬で調べてみると陽性。すぐに産院で妊娠を確認してもらいました。
そのときは教員として働いていたので、すぐに主任の先生に妊娠したことを相談したのですが、後任が見つかるまで生徒はもちろん、ほかの先生にも妊娠していることは隠すよう言われました。
確かに生徒が不安になるとまずいから当然だなと思ったのですが、時間が経つにつれ、つわりの症状が強く出てくるようになりました。強烈な眠気と吐き気が襲ってきます。担当授業時間外は、ほとんどトイレから出られないくらいでした。
今思うと、体調が悪いこともしっかり打ち明けるべきだったのですが、自分ひとりで我慢してしまっていました。
何度吐いても止まらない吐き気。ついに血が出た!
水分をとることはできていたのですが、食べ物を食べるとすぐに吐いてしまう状態。もう吐くものは何も胃に入っていないのに、それでも胃がひっくり返るような感じで、吐き気が止まらないことがつらい。最後には血が混じった胃液まで!腹圧がかかりすぎて尿もれを起こすこともありました。
当時は車で30分ほど運転して通勤していたのですが、あまりの吐き気に途中で止まってビニール袋を抱えることもしばしば。特に疲労のせいか、帰りに具合が悪いことが多く、車を止めて1時間も休んでいたこともありました。
妊娠6カ月のころ、夏休みになると仕事の負担が減ったからか、やっと体調が少し良くなってきました。
つわりには休息が大事! 頑張りすぎないで
しかし夏休みが終わって仕事が忙しくなると、吐いてしまう日もありました。このころには同僚の先生方にもお伝えして、いろいろ助けていただくことができるようになったので、とても有り難かったです。
幸いにも赤ちゃんは無事に育っていましたが、ほとんど食べない状態で立ち仕事をしていたのは危険だったし、やはり安定期に入る前から周囲の理解が必要だったと思います。
次男を妊娠した時には、仕事は辞めていました。確かに活発な長男の遊び相手は大変でしたが、自分のペースで休むこともできたせいなのか、長男を妊娠したときよりも2カ月ほど早くつわりが終わりました。妊娠中の方には無理をし過ぎないで上手に休息してほしいなと思います。
つわりのつらい時期を乗りこえ、長男は妊娠39週、身長51㎝、体重3303gで元気に生まれてきました。食べ過ぎても吐いてしまうし、空腹でも気持ちが悪くなる時期は、じっと息をひそめてときが過ぎるのをひたすら待っていたような気がします。つらいときには赤ちゃんの存在を意識すると、苦しさが軽減したように思います。今、つわりで苦しんでいる妊婦さん、いつかはよくなるので頑張ってください。でも無理はしないで、上手に周囲の力を借りてくださいね。
[ベビオママ*プロフィール]
5歳と3歳のヒーロー大好き幼稚園児2人と一緒に特撮番組を見ることが日課になってしまいました。男の子育児は大変ですが、毎日新しい発見がいっぱいで楽しんでいます。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。