【我孫子市】ゆるいつながりのある場所 みんなの居場所ビスケット(微助っ人)
「うれしい・楽しい・ありがとう」の言葉で心がポッと温かくなる、時に誰かの力になったり、時に助けられたり、そんな居場所が我孫子市にあります。
誰もが誰かの「微助っ人」に
コミュニティーカフェ「みんなの居場所ビスケット」は、JR成田線「湖北駅」南口ロータリー向かい、洋服お直し「衣の里」隣に昨年4月オープンしました。
店内には色とりどりの糸やミシンが並び、手仕事好きの心をくすぐります。
利用説明を受け、会員登録(無料)と利用料100円を払ったら、自分でお茶を入れておしゃべりを楽しんだり、手仕事にいそしんだりと、思い思いに過ごせます。
利用者は老若男女、その目的もさまざま。
「自治会の回覧で文章を書くのに困ってて…」「私でよければ一緒に考えようか?」だとか、「糸はどっちの色がいいと思う?」「どっちもすてきだね。どうしよう」などの会話が交わされています。
誰もが時に誰かの力になったり、助けてもらったり、ゆるいつながりのある場所に。
今日も「微助っ人」たちが集まります。
日常の居場所作りを目指して
代表の水品(みずしな)朋子さんは数年前、「役割のある居場所」を作ろうと、あびこ市民活動ステーションを訪ねました。
そこでコーディネーターの片岡綾さんから、ソーイングカフェを開きたかった「衣の里」のオーナー中島明彦さんを紹介され、計画を進めることに。
その後は友人・知人の手を借りて「衣の里」の倉庫部分をDIYで改装し、居心地の良い場所を作り上げました。
現在の会員登録者は170人を超えています。
過ごし方の入り口はたくさん
どんな人も利用しやすいようにと、ワークショップ「おとなのための絵本の会」や「生ギターで歌う会」「ベジランチを食べる会」などのイベントも、不定期で開催しています。
「男性や独身の人、引っ越しして来て間もないなど、地域につながりの少ない人にこそ利用してほしい」と水品さん。
ミシンや一部の手芸材料は有料で利用できます。
詳細はホームページやインスタグラム、公式ラインなどで確認できますが、水品さんは「構えず、気軽に立ち寄ってみて」と勧めてくれました。(取材・執筆/かと)
住所/千葉県我孫子市湖北台1-12-2
営業時間/午前10時~午後4時
定休日/週2日(水曜日と変動1日)
料金/居場所利用1回100円、ミシン利用半日500円(居場所利用料含む)、材料利用1日500円
問い合わせ
ホームページ/https://ibasyo-biscuit.jimdofree.com/