新年「初笑い映画」4選!映画『聖☆おにいさん』ほか“爆笑と感動と元気”をくれる邦画が続々公開
初・実写映画化『聖☆おにいさん』公開中
累計発行部数1700万部を超える<ギャグ漫画日本代表>とも呼べる「聖☆おにいさん」(著:中村光/講談社「モーニング・ツー」連載中/既刊21巻)の初・実写映画『聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団~』が、12月20日(金)より大ヒット上映中。
監督は『銀魂』シリーズ、『今日から俺は!!劇場版』、『新解釈・三國志』などを監督してきた、コメディ映画の奇才・福田雄一監督。ゆるい日常を描くショートストーリーとは異なる、劇場映画化のために原作者の中村光が描いたエピソードであり、「聖☆おにいさん」史上初となる壮大な長編シリーズ「スクリーンへの長い途(みち)」の完全実写化に挑んだ。
主人公のイエスを演じるのは幅広いジャンル・役柄を巧みに演じ切る松山ケンイチ。長髪・髭・茨の冠がトレードマークで、下界でのバカンスを奔放に楽しむ<神の子・イエス>をコミカルに演じる。もう一人の主人公ブッダを演じるのは、数多くの話題作に出演し続ける染谷将太。定評のある演技力で、螺髪、白毫、長い耳たぶがトレードマークの、主婦並みにお金を気にする<目覚めた人・ブッダ>を魅力たっぷりに演じている。
お正月にはコメディ映画を観て劇場で盛大に笑おう!
今年もいつの間にか年の瀬となり、心機一転何かを新しく始めたい人もいれば、変わらず穏やかに過ごしたいと願う人もいるだろう。しかし人間、どんなときでも“笑顔”で過ごしたいもの。来たる2025年を笑いに満ちた年にするべく、新年一発目からコメディ映画を観て清々しいスタートを切ってみてはいかがだろう。
ということで、現在絶賛上映中の作品の中から『聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団~』を筆頭に、日常のストレスを忘れさせるような“笑顔になること間違いなし”な映画を厳選してご紹介。爆笑が感動に変わり、鑑賞後には元気をもらえる(かもしれない)日本映画をぜひ劇場で堪能しよう。
『聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団~』
広い宇宙の数あるひとつ、燦然と輝く命の星、地球。世紀末を無事乗り越えた神の子イエス(松山ケンイチ)と仏の悟りを開いたブッダ(染谷将太)は、日本の四季折々を感じながら下界で密やかにバカンスを楽しんでいた。東京・立川にある風呂なし6畳一間のアパートをシェアし、ふたり暮らし。アイスを分け合ったり、近所の商店街で福引きを楽しんだり、お笑いコンビ「パンチとロン毛」を結成したり。ゆるーい日常を過ごす2人の元にある日、天界からの使者が現れ、禁断のオファーが伝えられる。やがてそれは、神も仏も天使も悪魔が入り乱れる、まさかの地球滅亡の危機へと繋がっていく!?
イエスとブッダがTシャツとデニムを着てバカンスというあまりにユニークで唯一無二の描き方はまさに日本ならではの革命的ギャグ漫画と称され、性別・年齢・地域を超えて愛されている。そんな<ギャグ漫画日本代表>とも呼べる「聖☆おにいさん」初の映画化を『銀魂』シリーズ、『今日から俺は!!劇場版』などを監督してきた、コメディ映画の奇才・福田雄一監督が務めたまさに純度100%のコメディ映画だ。
イエスを演じた松山も「笑って笑って笑って最後には結局何も残らないほど、ただただ楽しめる」と言うほど笑いに特化しており、神々の物語ということも相まって新年のスタートを切るにはこれ以上ないほどピッタリな作品となっている。ぜひ2025年の初笑いは映画『聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団~』で迎えよう。
『くすぶりの狂騒曲』
大宮ラクーンよしもと劇場を拠点に活動する「大宮セブン」は、少ない観客や会社からの批判に悩まされていた。さらにコロナ禍で活動が停止し、彼らの状況はより厳しくなっていた。そんな中、「大宮セブン」メンバーの「すゑひろがりず」がM-1グランプリで決勝進出し、YouTubeで人気を博す。そして続くようにマヂカルラブリーがM-1グランプリで優勝、野田がR-1でも優勝を果たし、一気に注目され始める。しかし、初期メンバーのタモンズは仲間の活躍を横目に、飛躍のきっかけを掴めずにもがいていた。トリオ結成や改名など迷走する中、仲間たちは彼らを支える。友情と応援を経て、タモンズは初心を思い出し、ラストイヤーのM-1に挑むことを決意する。
本作の中心となる芸人コンビ・タモンズを演じるのは「笑うマトリョーシカ」(2024)など数々のドラマ、映画で活躍する和田正人がツッコミの大波康平を演じ、一方、ボケの安部浩章は入江悠監督の出世作である映画『SR サイタマノラッパー』で主演を務め、その後も数々の名監督の作品に出演する駒木根隆介が演じる。実話を基にした本作は、成功を夢見る芸人たちの軌跡を描いた大人の青春群像劇として、笑いあり涙ありの人生応援ムービーには新年からきっとパワーを貰えるだろう。
『私にふさわしいホテル』
新人賞を受賞しながらも未だ単行本を出せずにいる不遇の新人作家・相田大樹こと中島加代子(のん)。その一因は、大御所作家・東十条宗典(滝藤賢一)からの酷評だった。彼女は名だたる文豪に愛された「山の上ホテル」に自費で宿泊し、執筆に励んでいる最中、大学時代の先輩で大手出版社の編集者、遠藤道雄(田中圭)の訪問を受ける。
遠藤から東十条が上階でカンヅメ中だと聞いた加代子は、不遇の元凶である東十条を出し抜く奇策を計画。彼の執筆を阻止することに成功し、ついに掲載のチャンスを掴む。この事件を機に、加代子と東十条の因縁の戦いが始まる。デビューを目指して戦う加代子は、味方だと思っていた遠藤の裏切りにも直面するが、「私は私の夢を叶える!」と不屈の精神で立ち上がり、不合理な文学界を駆け上がっていく。加代子の作家への道は果たしてどのように開けるのか――。
「TRICK」シリーズや「SPEC」シリーズなどで知られる堤幸彦監督が、『伊藤くん A to E』シリーズの原作などで知られる柚木麻子の小説を実写映画化。文豪たちが実際に愛したホテルで撮影が行われ、昭和レトロな世界観で繰り広げられる軽快なストーリーに注目だ。
『はたらく細胞』
人間の体内には約37兆個の細胞がある。酸素を運ぶ赤血球、病原体と戦う白血球、などが健康と命を守るために常に全力ではたらいている。高校生の漆崎日胡(芦田愛菜)は、父親の茂しげる(阿部サダヲ)と二人暮らしをしており、まじめな性格で健康的な生活を心がけ、体内の細胞たちも楽しくはたらいている。
一方、不規則で不摂生な茂の体内では、過酷な環境に耐える細胞たちが文句を言い合っていた。親子であっても体内環境には大きな違いがあるようだ。そんな、にぎやかな日常に忍び寄る病原体たち……。漆崎親子の未来をかけた、細胞たちの「体内史上最大の戦い」が幕を開ける!?
シリーズ累計1000万部を突破する大人気漫画の映画化で、赤血球=永野芽郁、白血球=佐藤健をW主演に迎え、『翔んで埼玉』(2019)や『テルマエ・ロマエ』(2012)などを手掛けた武内英樹監督が創り出す、誰も見たことがない独創的でユニークな世界は必見。