夏だ!クラフトビールを堪能しよう!!
太陽の日差しが照り付ける季節。
いつもの定番もいいけれど、ちょっと冒険してクラフトビールをたしなむのはいかが。
小規模でも情熱を込めてビールを醸造するブルワリーは千葉県内でも次々と誕生、個性的で多様なフレーバーのクラフトビールが造られています。
1.【柏ブルワリー】「クセのないクラフトビール」を目指して 千葉県産の農産物を使用
手賀沼のほとりのEGUCHI RICE FARMで作られたコシヒカリを使用した柏エール。
「柏を応援したい」という気持ちで名付けられました。
柏エールは全部で6種類。
米・生姜・カブ・梨・ピーナッツ・コーヒーと、どれも千葉県産の農産物または県内で加工された食材を副原料に取り入れて製造しています。
柏ブルワリーの前身は小さな居酒屋で、近所の人たちが町や暮らしのことなどをワイワイ話す場所でした。
そんな居酒屋から転身して「地域のコミュニティ作りの役に立つ飲み物」として、クラフトビール造りを開始した梅崎さん。
お酒造りを通して、地域のため、誰かのためになることを考えています。
【店舗情報】
柏ブルワリー
住所/千葉県柏市酒井根5-2-44
電話番号/04-7175-3811
営業時間/金土18:00~22:30・日18:00~22:00
ホームページ/https://kashiwa-brewery.com/access/
2.【ロコビア】「ワールド・ビア・カップ」で何度もメダル受賞 合言葉は「スモールブルワリー・ビッグビア」
1998年からビールを造り続けている女性醸造家の鍵谷百代さん。
世界最大級のビールコンペティションである「ワールド・ビア・カップ」で3大会連続メダル受賞の他、世界のさまざまなコンペティションで受賞歴を持ちます。
鍵谷さんは「世の中にある多種多様なビールを消費者に届ける」ことを使命と考えているそう。
店頭には14種類前後のビールが並びます。
なかでも代表的なビールは「佐倉香りの生」。
ほのかなフルーツの香りと口当たりの良さが特徴で、誰もが飲みやすい味です。
【店舗情報】
住所/千葉県佐倉市上座1193
電話番号/043-487-6914
営業時間/イートイン営業なし
X(旧Twitter)/@LOCOBEER_Inc
3.【ハーヴェスト・ムーン】「きれいな味のビール」は舞浜オリジナル クラフトビールの初めの一歩に
東京ディズニーリゾート(R)内の商業施設「イクスピアリ」が2000年に開業したのと同時に、「舞浜のオリジナルビールを造ろう」とイクスピアリ内4階で醸造を開始したハーヴェスト・ムーン。
隣にあるビアホール「ロティズ・ハウス」でも飲むことができます。
定番で造っているビールは味、香り、色合いが異なる5種類。
世界中で親しまれているラガータイプの「ピルスナー」
苦味と甘味のバランスにこだわった「シュバルツ」
イギリス産エールモルトとホップを使用した「ペールエール」
アメリカ産アロマホップを使用した「ブラウンエール」
ハーブ・スパイスを使用した小麦のビール「ベルジャンスタイルウィート」です。
その他にも数量限定でシーズンに合わせフルーツビールやスペシャルなビールなどを醸造しています。
特に「ピルスナー」は2022年アメリカ・ミネソタ州ミネアポリスで行われた「ワールド・ビアカップ」ドルトムンダー部門において金賞を受賞。
すっきりとしたキレのある爽快感が特徴で、塩で食べる天ぷらなどと合わせるのがおすすめです。
【店舗情報】
住所/千葉県浦安市舞浜1-4イクスピアリ4Fロティズ・ハウス
電話番号/047-305-5652
営業時間/11:00~23:00(ラストオーダー22:30)
Instagram/@rotishouse_official
4.【鋸南麦酒】南房総のファンになってもらいたい 「地元のクラフトビール」造り
2015年、鋸南町に「道の駅保田小学校」がオープンしました。
南房総地域は自然が豊かで、生産者が丹精込めて育てた農産物は多いのですが、それに対しておみやげとなる品が少なかったため、クラフトビール製造を開始。
定番は5種類ありますが、中でも一番のおすすめはトーキョーベイポーター。
地元の焙煎士がその時一番良いブレンドを行ったコーヒー豆を使用。
浅煎りの豆なので豊かな香りと心地よい酸味が楽しめ、すっきりとしたテイストです。
バニラアイスとマリアージュさせる「大人のアフォガード」もおすすめ♪
ビールを製造する副原料の農産物はすべて地元、鋸南町を中心とした南房総地域産。
「南房総を知るきっかけや、訪れるきっかけになれば」と熱い想いで造り続けています。
【店舗情報】
住所/千葉県安房郡鋸南町鋸南麦酒吉浜517-1鋸南町観光物産センター内
電話番号/0470-29-5454
営業時間/火~金10:00~16:00
Instagram/@kyonanbeer
5.【スリラービーチブルワリー】外房の街から、サーフカルチャーと共に 海風を感じるビールをお届け!
「『ヒト・モノ・コト』をクラフトビールでつなぎ、新しい文化を創造したい」そんな想いから2023年、勝浦で開業したスリラービーチブルワリー。
代表の笠倉大二郎さんは「クラフトビールはカジュアルで親しみやすく、人を幸せにするアイテム」と語ります。
定番6種類のネーミングもユニークで
「波と香りのセッション」
「大漁エール」
「極東マリブ」
「SUNSET SURFMAN」
「波音と。」
「KATSUURA DARKNIGHT」
と海や自然を連想させる遊び心が光ります。
その他にもお客さんの声を聞きながら、季節に合わせて随時商品開発を行っています。
女性に人気のある「極東マリブ」は2024年「第18回フェミナリーズ世界ワインコンクール2024」日本産ビール部門銀賞受賞。
甘く柔らかな口当たりとほのかな苦みのバランスがちょうどよい仕上がりです。
【店舗情報】
住所/千葉県勝浦市勝浦11-1
電話番号/0470(64)4560
営業時間/金16:00~19:00・土14:30~19:00
Instagram/@tbbrew
6.【安房麦酒】安房郡三芳村(現南房総市)の「村おこし」のために有志が集まり作り始める
2001年有志が集まり村おこしのために始めたクラフトビール造り。
でもその取り組みは本格的で、造るビールは全て上面発酵のエールビール。
温かみを感じられる優しい味わいが特徴です。
造っているのは全部で5種類。
夕暮れのような赤みがかかったブラウン色の「アンバーエール」
麦の香りとホップの華やかな香りを前面に出した「ペールエール」
小麦麦芽と三芳村の米「蛍まい」を使用、ドイツ風の白くにごった「蛍まいヴァイス」
まろやかな口当たりと濃厚なのにすっきりとした後味の黒ビールの「ダークエール」
ブルーベリー果汁をふんだんに使用、赤ワインを思わせるさわやかな甘酸っぱい味と香りが楽しめるフルーツビールの「ブルーベリーエール」です。
個性的で、飲んだ人の記憶に残るようなビール造りを目指しています。
【店舗情報】
住所/千葉県南房総市谷向394-1
電話番号/0470-36-4231
営業時間/イートイン営業なし
ホームページ/https://awabeer.com/