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平塚学園高校 3人が関東出場決める 清水さんが女子円盤で優勝

タウンニュース

賞状を手に笑顔の(左から)清水さん、嶋田さん、外山さん

第63回神奈川県高校総体兼第78回関東高校陸上競技大会県予選が5月18日まで三ツ沢公園陸上競技場(横浜市)で開催され、平塚学園高校(高浜台)の清水芽衣さん(2年)が女子円盤投げで優勝、嶋田好希(よしき)さん(3年)が男子ハンマー投げで2位に、外山和花(のどか)さん(2年)が女子ハンマー投げで4位に入り、関東大会への切符をつかんだ。

自己ベストで優勝

前半3投の上位8位までが、後半に再度3回投げられる円盤投げ。清水さんは1投目で、今年3月の西相地区記録会で出した33ⅿ62の自己ベストを1ⅿ以上更新する34ⅿ64を叩き出した。「関東出場を決める大きな大会なので、緊張していた。自己ベストを出しても実感がなかった」と振り返るも、「表彰台を目指して頑張ってきたので、優勝できてうれしい」と笑顔がこぼれる。

初めての関東へ向け「他県の選手の投てきを見て勉強できれば」と清水さん。目標は10月に行われるU18の日本選手権といい、「参加標準記録の36ⅿを目指したい」と前を向いた。

目指すはインターハイ

昨年も同大会同種目で2位だった嶋田さん。2年の冬まで50ⅿの壁を乗り越えることができず、スランプだった。フォームの改善や筋力トレーニングに励んだ冬季練習の成果が実り、3月に行われた東海大学での記録会で自己ベストとなる51ⅿ87を記録。大会当日はリラックスした状態で臨めたといい、決勝5投目で自己ベストを2ⅿ以上更新する53ⅿ92を出した。1位の吉村空さん(小田原城北工)は幼馴染でライバルの存在。「ずっと負けていたけど、今回は調子が良く勝てると思ったから悔しい」と吐露する。

嶋田さんは「県大会は通過点。関東では55ⅿを投げて、インターハイ出場を狙いたい」と力を込めた。

40ⅿまであと少し

1週間前の調整練習から当日のアップまで調子が良かったという外山さん。ところが試合が始まると、初めての大きな大会で緊張に襲われたという。1投目にファウルをし、2投目の前に井上行雄顧問やチームメイトに「大丈夫」と背中を押してもらい、自己ベストを更新する39ⅿ63を記録。4位までが関東への出場権を得られる女子ハンマー投げ。外山さんはギリギリ4位に滑り込み切符をつかんだ。「40ⅿ超えを目標としていたので、あと少し届かなかった」と悔しさをにじませるも、「まだハンマーに引っ張られることもあるので、上手な人の動画を見たりして、いいところを吸収したい」と話す。

関東大会へ

3人は6月13日から栃木県で開催される関東大会へ出場する。インターハイに出場できるのは、女子円盤投げと男子ハンマー投げは上位6位、女子ハンマー投げは上位4位以内。インターハイ挑戦ラストの年となる嶋田さんは、「今回自己ベストを出せたので、もっと上の記録を目指す」と自信をのぞかせた。

気合の表情の清水さん
自己ベストを更新した嶋田さん
外山さんの投てき

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