東広島市と「あなたのいばしょ」が自死対策で連携協定を締結 24時間365日体制のチャット相談開始
東広島市(高垣広徳市長)と特定非営利活動法人「あなたのいばしょ」(根岸督和理事長)は7月9日、心の健康づくりに関する連携協定を結んだ。
市は、令和6年3月に「第2次東広島市自殺(自死)対策計画」を策定。市民に対し、自殺(自死)対策や心の健康づくりに取り組んでいる。協定をきっかけに、7月10日から子どもでも気軽に相談できるチャット相談事業を24時間365日体制で開始した。協定を締結し、チャット相談事業を開始するのは県内で初。
締結式では、高垣市長が「特に若年層の孤独、孤立の解消や心の健康に向けた効果的かつ効率的な取り組みが可能となった。大変心強く感じる」と述べ、根岸理事長は「協定を結んだことでいろいろな相談の内容によった事案共有がスムーズにできる。市民サービスの向上に努めたい」と話した。
チャット相談は匿名で利用可能。緊急性が高い問題には警察署などと連携。東広島市のホームページからアクセスできるほか、若年層の自殺(自死)の増加を受けて、市内公立小中学校で活用している学習ポータル「のん★デジ」からもアクセスができる。(猪上)
プレスネット編集部