旦過市場すぐそばにオープン!自然派スパイス香る「バレルカリー」テイクアウトしてみた【北九州市小倉北区】
北九州市の食の台所・旦過市場近くを歩いていたランチタイム。5月7日にオープンした「バレルカリー」がふと目に入りました。
今回はこの気になるカレーをテイクアウトして味わってみました。
新名所?狭小スペースに秘めた情熱
バレルカリーは、旦過市場すぐそばの平和通り沿いにあります。ひと目で分かる特徴は、そのコンパクトな外観。
横から見ると、驚くほど狭小な店舗となっており、ちょっと“隠れ家的”な雰囲気を醸し出しています。
店主の田中さんに話を聞いたところ「元はサラリーマンです。55歳になって、後悔のない人生を送りたいと思ったんです。やるなら好きなカレーだった」と笑顔でいいます。
長年の夢が実現した、まさに念願の一歩だったそうです。
一口で虜に!絶品チキンキーマカリー
メニューはシンプルに、チキンキーマカリーSサイズ180g(700円)とレギュラーサイス250g(800円)、有機野菜のオーガニックサラダ(250円)のみ。
早速テイクアウトして実食。テイクアウトした容器を開けると、ふわりと漂うスパイスの香りが食欲をそそります。
ペースト状のキーマカリーには、彩り豊かなミニトマト、ピーマン、ナスが添えられています。
口に運ぶと、ほぐされたチキンと程よいスパイスの辛さが絶妙なバランス。ミニトマトの酸味がアクセントとなり、後を引くおいしさ。まさに“癖になる”という言葉がぴったりです。
オーガニックサラダには、瑞々しいスイスチャードが使われ、粉チーズとの組み合わせがさっぱりとした味わいでした。
田中さんによれば、スパイスはあえて香りの強いものを控え、日本人好みに調整しているとのこと。ベースにはコリアンダーやクミンなど基本的なスパイスを使用しつつ、旨味の凝縮には独自の工夫がされており、それは企業秘密だそうです。
店主が語る北九州とカリーへの想い
田中さんは北九州市八幡西区の出身。旦過市場の再開発が進む中で「自分も1ミリでも貢献できたら嬉しい」と北九州への思いを話してくれます。
そして、「最初はカリーが辛すぎると言われたこともあり、少しずつ調整して今のバランスに辿り着きました。特に女性のお客様が多くて、自信が持てました」と話す実直な表情が印象的でした。
今はチキンキーマカリー1本で勝負していますが、今後は店舗前カウンターを設置し、カリーのメニューを増やしたり、自家製ドレッシングも考案したりと構想もあるとのこと。今後の展開にも期待が高まります。
詳しくは「バレルカリー」インスタグラムから見ることができます。
<バレルカリー>
■場所/北九州市小倉北区魚町4-4-12
■営業時間/11:30 ~
■定休日/土・日曜日※変更の可能性あり
※2025年6月18日時点の情報です
(ライター・一色多香子)