地域の宝をきれいに!春日山城跡周辺 草刈りに200人参加
観光客などが増える夏休みを前に上杉謙信公の居城、春日山城跡周辺で21日(日)地元の住民およそ200人が草刈りに汗を流しました。
草刈りは、観光シーズンに合わせて市民団体「春日山城跡保存整備促進協議会」の呼びかけで年に3回行われています。この日は今年2回目で、春日地区の19の町内会や企業からおよそ200人が参加しました。
参加者は10の班に分かれ、埋蔵文化財センターから春日山神社までの道路沿いや、春日山城跡の3の丸から本丸までの草を機械を使って刈りました。
この日は午前8時に気温が30度を超えるなか、汗を流しながら作業を進めていました。
参加者
「暑い。でも観光客が来るには最高の天気。整備がきちんとされていれば気持ちいい。自画自賛で立派、きれいになったと思う」
参加者
「ひと仕事した感じ。春日山は地元の宝、きれいなのはみんなの願い。きれいになったのですがすがしい気持ち」
春日山城跡保存整備促進協議会 折橋修会長
「県外から平日も観光客が多く来ていて喜んでいる。来た人に気持ちよく過ごしてもらいたい。私たちが整備したところに来てもらえるのはやりがいもある。また頑張ろうという気持ちになる」
協議会では草刈りを9月にも行う予定です。
また三の丸や二の丸でイノシシが土を掘り起こす被害が確認されていて、イノシシが近寄らないよう、市と協力して自然由来の薬をまくことにしています。
春日山城跡保存整備促進協議会 折橋修会長
「草刈りは年に3回だけど4月には大掃除もやっている。雨で流れた遊歩道を整備する土も運んでもらっている。中学生や小学生、観光客にもやってもらって色々な人に手伝ってもらいながらみんなで春日山を守っていきたい」