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作品の森へようこそ!「世田谷美術館コレクション選 緑の惑星 セタビの森の植物たち」が2月27日~4月13日に開催

さんたつ

E483-6367

人は植物をどのように描いてきたのか。東京都世田谷区の『世田谷美術館』で、コレクションから古今東西のさまざまな手法で植物を表現した作品約130点を展覧する「世田谷美術館コレクション選 緑の惑星 セタビの森の植物たち」が2025年2月27日(木)~4月13日(日)に開催される。

人と植物の関係を多彩な作品から見つめ直す

アンリ・ルソー《散歩(ビュット=ショーモン)》1908年頃 『世田谷美術館』蔵。

四季折々の自然が楽しめる砧(きぬた)公園の一角にある『世田谷美術館』。森のような公園でゆっくりと散策を楽しみ、美術館でまた作品の森に入り込む。梅や桜が開花する早春の砧公園と「セタビの森」、ふたつの散策を楽しもうという企画展が開催される。

『世田谷美術館』のコレクションから出品されるのは、油彩、屏風、掛軸、版画、彫刻、工芸、写真、スケッチなど。ジャンルも多彩で、植物の表現の多様さをじっくり味わえる。

広報担当の杉村さんは「誰にとっても身近なテーマである植物は、小さなお子さまから大人の方まで楽しむことができます。アンリ・ルソーや北大路魯山人など、『世田谷美術館』を代表する定番コレクションに加え、今回展示の約5割が初公開作品というのも見どころの一つです」と語ってくれた。

北大路魯山人《雲錦大鉢》1940年 『世田谷美術館』蔵。
荒木経惟《花曲》1997年 『世田谷美術館』蔵。
向井潤吉《不詳(風景)》制作年不詳 『世田谷美術館』蔵。
塔本シスコ《春の庭》1990年 『世田谷美術館』蔵。

子供たちの作品からもパワーをもらおう!

会場にはアートの普及活動に力を入れてきた『世田谷美術館』ならではの、子供たちの作品もずらり。世田谷区内の小学校とのコラボレーションによる、子供たちが制作した1200点以上の植物作品が展示される。

生命エネルギーにあふれる作品から、きっとパワーをもらえるはずだ。

体験や参加イベントで緑の惑星の一員になろう

毎週土曜「ジェームズ・タレル《テレフォン・ブース》体験」

本展出品作品、光のアーティストとして知られるジェームズ・タレルの《テレフォン・ブース》。ひとりずつ作品の中に入り、約10分間移り変わる光を浴びる作品を実際に体験できる。会期中の毎週土曜13~16時、各日13名。参加資格は18歳以上。イベント予約サイトより要申し込み。

参加コーナー「みんなでつくるセタビの森」

会期中毎日10~18時(最終日4月13日はイベントのため~15時)、1階企画展示室で参加コーナー「みんなでつくるセタビの森」が開催される。思い思いに葉っぱを描いて、展示室の壁一面にセタビの森を出現させよう。

展覧会見どころ案内「セタビの森の歩き方」(手話通訳付き)

3月1日(土)13時30分~15時、講堂にて本展担当学芸員・東谷千恵子のガイドによる展覧会見どころ案内「セタビの森の歩き方」が開催される。

開催概要

「世田谷美術館コレクション選 緑の惑星 セタビの森の植物たち」

開催期間:2025年2月27日(木)~4月13日(日)
開催時間:10:00~18:00(入館は~17:30)
休館日:月
会場:世田谷美術館(東京都世田谷区砧公園1-2)
アクセス:東急電鉄田園都市線用賀駅から徒歩17分または東急バス「美術館」行き終点下車3分。
入場料:一般500円、大学生・専門学校生・高校生400円、65歳以上400円、中学生・小学生300円。
※身体障害者手帳などの手帳をお持ちの方300円、ただし小・中・高・大・専門学校生の障害者の方とその付添いの方(1名まで)無料。未就学児無料。

【問い合わせ先】
世田谷美術館☏03-3415-6011
公式HP  https://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/special/detail.php?id=sp00222

取材・文=前田真紀  画像提供=世田谷美術館

前田真紀
ライター
『散歩の達人』『JR時刻表』ほか雑誌・Webで旅・グルメ・イベントなどさまざまなテーマで取材・執筆。10年以上住んだ栃木県那須塩原界隈のおいしいものや作家さんなどを紹介するブログ「那須・塩原いいとこ、みっけ」を運営。美術に興味があり、美術評論家で東京藝術大学教授・布施英利氏の「布施アカデミア」受講4年目に突入。

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