南区初の区民意識調査 約8割が「住み続けたい」
南区は昨年5月に実施した区民意識調査の結果をこのほど公表した。南区の区民意識調査は今回が初めて。区民ニーズを的確に把握し、各事業の効果測定や今後の施策検討の基礎資料とすることを目的としている。
無作為抽出した区内在住18歳以上の男女3千人(うち外国籍150人)を対象に昨年5月10日から31日まで行われ、1539人(回収率51・3%)から回答を得た。調査項目は、生活環境・定住意識や買い物、地域活動、脱炭素化、多文化共生、防災、子育て、健康、高齢者・障害者、生活全般、行政運営など。全体集計のほか、年代別、地区別の集計も行っている。
「南区に住み続けたいか」という設問では、「住み続けたい」「どちらかといえば住み続けたい」を合わせて78・5%と約8割が定住意向を示した。理由(複数回答)は、「持家だから」(58・9%)が最も高く、「横浜が好きだから」(47・1%)が続いた。「南区の魅力」については、「横浜の中心地に近い」「買い物や通勤等、生活に便利である」が上位だった。
自治会町内会に関する設問では、加入している人は6割以上に。未加入の理由は、「きっかけがない」(40・8%)「自治会町内会を知らない」(29・4%)だった。区担当者は、「自治会町内会へのマイナスのイメージで入らないわけではないことが分かったことは、貴重」と話した。
区民意識調査結果の詳細は南区ホームページ(左記二次元コードからアクセス可能)で閲覧できる。