伊賀警察署だより 110番通報の適切な利用
地域課長 山村典史
今回は、110番通報の適切な利用についてお話します。
皆さんご存じの通り、110番通報は事件や事故に遭った、目撃したなどの場合に警察へ通報する緊急通報専用の電話です。110番通報は三重県内のどこからダイヤルしても、警察本部の110番センターにつながります。
110番通報を行ったときは、110番センターの警察官が次のことについてお話を聞きます。「早く来てほしい」と思われる方も多いのですが、警察官を「どこに」「何人」派遣するかを判断するために質問をしますので、ゆっくり落ち着いて答えてください。
①事件ですか、事故ですか②けがはありますか③いつ発生しましたか④場所はどこですか⑤犯人を見ましたか、などとお話を聞きながら、同時に別の警察官が無線で警察署への手配やパトカーに現場へ急行するよう指示しています。
自動車、自転車など車両の運転中に110番通報をすることは危険ですので、通報するときは安全な場所に車両を止めてから通報をしてください。
また、110番通報の中には、いたずら電話、間違い電話なども多く、緊急通報への対応に少なからず影響が出ていますので、間違いの場合には「間違いです」と必ず伝えてください。
事件や事故以外の緊急を要しない相談は、警察安全相談電話「#9110」(祝日、年末年始を除く平日午前9時から午後5時)、または最寄りの警察署へお掛けください。