GWの交通 東海道新幹線はコロナ前まで回復 静岡県内の東名は減少、新東名は増加
■GW期間の東海道新幹線利用者 前年から2%増の385万3000人
ゴールデンウィーク期間の東海道新幹線や高速道路の利用状況が公表された。東海道新幹線の利用者は昨年から2%増加し、新型コロナウイルス感染拡大前の水準まで回復した。静岡県内の東名高速の交通量は前年より7%減少、新東名高速は3%増加した。
【写真】東海道新幹線や東名高速から見える「茶文字」 お茶ではなく…
JR東海によると、今年のゴールデンウィーク期間(4月26日~5月6日)に東海道新幹線を利用した人は385万3000人だった。昨年より2%増え、新型コロナ感染拡大前の2018年と比べて1%少なかった。利用者数はコロナ前の水準まで戻っている。
混雑のピークは下りが5月3日、上りが6日で事前の予測通りとなった。3日の下りは24万8900人、6日の上りは29万4200人が利用した。自由席の乗車率はピーク時に下りは150%、上りは170%に達した。JR東海は人身事故や車両故障といった大きなトラブルがなく、天候にも恵まれたことが利用者の増加につながったとみている。
静岡県内には停車しない「のぞみ」の利用者は昨年から1%増えた。JR東海はゴールデンウィークでは今回初めて、全ての席を指定席にして運行した。
■県内の東名高速7%減少、新東名3%増加
中日本高速(NEXCO中日本)もゴールデンウィーク期間の交通状況を発表した。交通量は昨年と同等で、10キロ以上の渋滞回数は7%減少した。渋滞のピークは下りが5月3日、上りが3日から5日だった。東名高速で最も渋滞が長くなったのは2日午後10時30分に下りの秦野中井IC付近で34.9キロを記録した。
静岡県内を走行した東名高速の平均交通量は1日当たり4万7300台で、昨年から7%減少した。新東名高速は7万2200台で3%増加となった。
ゴールデンウィーク期間中に県内を含む区間で発生した10キロ以上の渋滞は下りが1回、上りが5回だった。上りでは30キロ以上の渋滞が2回あった。新東名高速では10キロ以上の渋滞が一度もなかった。
(SHIZUOKA Life編集部)