『綺麗好きな犬』の特徴3選 主な共通点や清潔な環境を保つためのポイントとは?
奇麗好きな犬に見られる共通する特徴
犬と聞くと、泥だらけで遊ぶ姿や散歩後の足の汚れを連想しがちですが、実はとても綺麗好きな一面を持つ犬も少なくありません。とくに家庭犬として暮らす犬は、人間の生活スタイルに合わせるなかで、清潔さへの意識が自然と身についていることがあるのです。
ここでは、そんな綺麗好きな犬に共通する行動や特徴を3つ紹介します。これらの特徴を理解することで、より快適で衛生的な生活環境を整える手がかりにもなるでしょう。
1.汚れたトイレを嫌がる
綺麗好きな犬のもっともかわりやすい特徴は「汚れたトイレを避ける」という行動です。
使用したトイレシートをそのままにしておくと、同じ場所での排泄をためらう犬がいます。これは、不快感やにおいを嫌がっているサインで「汚れている場所では排泄したくない」という意識のあらわれだと考えられます。
こうした犬は、トイレのそうじが行き届いていないと粗相の原因になってしまうことがあります。使用したことを確認したら早めに片づけてあげるようにしましょう。
2.汚れている場所・汚れている物を避ける
道のぬかるみや泥、落ち葉の溜まった場所などを避けて歩く犬は、綺麗好きなタイプと言えます。
たとえば散歩中にわざわざ舗装された道を選んで歩いたり、水たまりを避けるようにジャンプしたりする行動は、できるだけ体や足を汚したくないという気持ちのあらわれと言えるでしょう。
また汚れたおもちゃや毛布などの使用を嫌がる犬もいます。犬自身が快適で清潔な空間を好んでいる証拠です。
3.寝床とトイレが近いと使わない
犬は本来、自分の寝床を「安全で清潔な場所」として強く意識しています。そのため寝床のすぐそばにトイレを設置すると、トイレの使用をためらう犬もいます。とくに綺麗好きな犬は「寝る場所の近くで排泄するのは嫌だ」と感じるため、結果的にトイレ以外の場所で排泄してしまうケースもあります。
このような行動は、しつけの失敗と思われてしまうこともありますが、使用済みのトイレだけを避けている場合は、奇麗好きな犬と言えるでしょう。このような犬の場合は、寝床とトイレはできるだけ離れた場所に設置してあげるのがおすすめです。
清潔な環境を保つためにはどうしたらいい?
綺麗好きな犬と快適に暮らすためには、常に清潔な環境を整えてあげることが欠かせません。
まず第一に、トイレのこまめな掃除が必要です。排泄のたびにシートを交換し、トイレトレーも定期的に洗浄することで、嫌なにおいや菌の繁殖を防ぐことができます。またトイレの場所選びも重要で、寝床や食事スペースから一定の距離を保つことで、犬が安心して利用できる空間になります。
寝床やお気に入りのブランケットなども、定期的に洗濯し抜け毛やホコリを取り除くことが大切です。とくに換毛期には抜け毛が溜まりやすく、ダニやノミの温床になることもあるため、掃除機やコロコロなどを使って取り除きましょう。
散歩帰りの足拭きも、綺麗好きな犬にとっては日常のルーティンになります。濡れタオルや犬用ウェットシートを使って、足の裏やお腹周りを優しく拭いてあげると犬も快適に過ごせます。
ただし神経質になりすぎると、犬にとってストレスになることも。「ほどよい清潔」を意識することが大切です。
まとめ
綺麗好きな犬には「汚れたトイレを嫌がる」「汚れている場所を避ける」「寝床とトイレが近いと使わない」といった共通の行動が見られます。こうした特徴は、犬の性格だけでなく、本能的な衛生感覚からくるものでもあります。
飼い主としては、愛犬が心地よく過ごせるよう、常に清潔な環境を意識し、トイレや寝床の位置、日常のケアに気を配ることが求められるでしょう。