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馬のかぶりもの、実は賛否両論だった⁉︎  X・17万フォロワーの中の人、馬を脱ぐ日は来る?

新しい働き方メディア

成功しているX(旧ツイッター)の企業アカウントの上位組の常連「わかさ生活 広報部」。馬のかぶりものを見ればわかる人も多いのではないだろうか。Twitterが好きすぎて仕事にしてしまった、わかさ生活 広報部の中の人に話を聞きました。

Xの企業アカウント成功の秘訣は?

当社は規模的には中小企業なのですが、「ブルブルブルブルアイアイ ブルーベリーアイ♪」というキャッチーなソングを使ったTVCMのおかげで、一般の中小企業以上に知名度を獲得できていると思います。その知名度によるアドバンテージに加え、私ががむしゃらにアカウントを動かしてきたことで、他社さんの企業アカウントと比べても多くの反応をいただけるアカウントになったのかなと思います。

新入社員が馬をかぶることに社内の反応は?

いきなり、馬をかぶり始めて「おいおい…」と思う従業員はもちろんいたようです。

入社1年目の10月と12月にWEBメディアの取材を受けており、当時より代表以外の従業員が取材を受けることが少なく、ましてや新入社員だったことから風向きが変わっていったような気がします。また2021年の「企業ツイッターの中の人」人気ランキング(ねとらぼ)で第1位を取ったことなど、社外の評価が社内に浸透していったと実感しています。

やはり推し活をしているのでしょうか?

今のところ人間の推しは居ません。推しという意味では、最近、ワンちゃんを飼い始め一緒に暮らしています。毎晩、お布団で一緒に寝ているのですが、朝起きて見てみると目覚ましの音に反応しないくらいに爆睡していて。自分だけのかわいい推しです…!

わかさ生活 広報部中の人の「推し」

馬ではなく自分を見てもらいたい?

まったく無いです。有難いことに「会社ではなく、中の人のファンです!」と言ってくださる方もいらっしゃいますが、あくまで会社の名前があってこその活動なので…。

むしろ、着用品や服装で一致してしまいそうなので、X以外でも会社のサイトなどの表には出さないようにしてもらっています。

今後、馬を脱ぐことは、おそらく、公の場ではないかと思います。

一番嬉しかったことは?

「わかさ生活さんの投稿が1日の癒しです」とフォロワーさんに何度か言われたことがあり、自分の活動が他の人に少しでもいい影響として現れていることを嬉しく思いますね。

あとは、Softbankさんや花王さん、味の素さんなど名だたる有名企業の本社にお邪魔させていただいたことも、役得でいい経験をさしてもらえたなと思います。

GMOインターネットグループの熊谷正寿代表と2ショットを撮っていただいたこともいい思い出の1つです。GMOの従業員の方でもなかなかお目にかかれない方なのに、私みたいな他社の一社員とも気さくに撮影くださり嬉しかったです。

https://x.com/WAKASASEIKATSU/status/1751190625305923744

人気アカウントだからこその辛さは?

匿名掲示板などで誹謗中傷を受けることですかね。企業が人間味を少し出してアカウントを運営する、いわゆる“中の人運用”は親近感を生み出しやすい側面もありがながら「もう企業の自我はいいよ」「商品だけ淡々と発信しろよ」という意見も多くあります。ただ、こちら側の意見とすると淡々と発信していた頃と今の数字の差を把握しています。

投稿を見て、もともと商品を購入の予定がなく「ここのアカウントの商品は絶対買わない」と発言される方達より運用を通じて会社に好感を持ってくださったり、実際に商品を購入くださっている方々をこれらも大切にしたいと思っています。

情報発信で大切にしていること

フォロワーじゃない方などを含め、初めて見た人にもわかりやすい第3者視点での表現です。ですので、アカウント発信の特徴として、よく説明口調になってしまいがちという側面もあります。

またやらないと決めていることは、フォロワー視点を置いてきぼりにした発信ですかね。

「会社としてなにかしらで発信しないといけないから」など、Xである必要がない発信や、全国にフォロワーさんがいるのに、ごく一部地域対象の情報発信などは社内でもお断りすることもあります。

仕事でやらかしたことはありますか?

昔に何度か上司に苦言を頂戴したことはありますが、基本的に怒られたことなどはないです…!

写真/わかさ生活 広報部提供

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