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WBCフェザー級王者フルトンがスーパーフェザー級転向へ、井上尚弥との再戦遠のく?

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スティーブン・フルトン,Ⓒゲッティイメージズ

スーパーフェザー級王者フォスター陣営と交渉中

プロボクシングのWBCフェザー級王者スティーブン・フルトン(30=アメリカ)が、1階級上のスーパーフェザー級に転向することを老舗ボクシングメディア「ザ・リング」が報じている。

フルトンは2023年7月、有明アリーナでWBC・WBOスーパーバンタム級王者として井上尚弥(大橋)の挑戦を受け、8回TKO負け。プロ初黒星を喫して無冠となり、フェザー級に転向した。

その後、再起戦を挟んで、2025年2月にブランドン・フィゲロア(アメリカ)を12回判定で下してWBCフェザー級王座を獲得。ここまで23勝(8KO)1敗と井上以外には負けておらず、モンスターがフェザー級転向後に再戦する可能性もあった。

しかし、身長169センチと同級では長身の部類に入るフルトンは減量も楽ではなく、すでにWBCスーパーフェザー級王者オシャキー・フォスター(アメリカ)と交渉に入ったと報じられている。

振り返れば、井上と対戦する前もフェザー級転向の動きがあったものの、ビッグマネーが見込めるモンスターの挑戦を受けるためにスーパーバンタム級にとどまった。今回は井上のフェザー級のターゲットとして、フルトンではなく、WBAフェザー級王者ニック・ボール(イギリス)が挙がっていることもあり、減量苦のフェザー級で戦うより3階級制覇を目指す方が現実的という判断をしたのかもしれない。

フルトンは「クールボーイ」の異名通り、スタイリッシュなファイトスタイルと紳士的な対応で日本でも人気のあるボクサー。今後の動向が注目される。

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記事:SPAIA編集部

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