「考震力」で備え強調 鳥屋学園7年生 研究成果を披露
鳥屋学園(内藤千春校長)で2月25日、総合的な学習の時間の研究成果を保護者や地域住民に披露する発表会「鳥屋GAKU」が行われ、7年生が「考震力」について発表した。
7年生は防災について学び、普段から地震について備えること=考震力の重要性について説いた。冒頭で防災グッズの日別検索数推移をグラフで示し、2016年の熊本地震、18年の大阪府北部地震など、大規模地震が起きた時に検索数が増えると解説。逆にそれ以外の検索数は少なく、日頃は地震への備えの意識が低いと問題点を指摘した。「南海トラフ地震はいつ起きてもおかしくないと言われているが予測は難しい。だからこそ発生した時に冷静に行動できるようにしておく必要がある」と強調した。
そして、7年の5人が冬休みの取り組みを紹介。モバイルバッテリーを常に使える状態にしておく、日ごろからニュースをチェックする、危険なものを日ごろから気にする、自宅の安全な場所や避難ルートを把握するなどといった事例をまとめ作成した、「考震力チェックシート」を披露した。
学園生は学習を振り返り、「防災を考えるきっかけになった。これから考震力を意識して生活しようと思う」などと感想を話した。
なお、7年生が作成した考震力チェックシートは多くの人に見てもらいたいという思いから、同学園のホームページでも発信していくという。