30代夫婦と0歳家族の【家計診断】妻が育休中。給料内で生活できず赤字です……【FPが解説】
読者から寄せられたリアルな家計簿を大公開。家計簿の収入と支出の内訳から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【35歳、32歳、0歳の3人家族】
【リアル家計簿】35歳、32歳、0歳の3人家族の場合
家族構成
夫……35歳、会社員係長
妻……32歳、育休中
子……0歳
【相談内容】お給料内で生活できず、ボーナス頼りの生活です……。
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
ボーナスを貯蓄に回せる家計へ！見直しのポイントを解説
GOODポイント
質問者さんの家計は、以下の項目が平均の約2分の1程度に抑えられています。
・ 通信費：5,514円(平均13,722円*)
・ 食費：51,930円(平均106,009円*)
家計管理の意識が高く、無駄を抑えてしっかり節約できているのは素晴らしいですね！
*……参考：総務省「家計調査 / 家計収支編」
気になる支出項目をチェック
保険料が約11万円と家計を圧迫しているため、見直しを検討しましょう。
質問者さんに必要な保険としては、住まいを守るための火災保険と、一家の大黒柱に万が一のことがあった際にお子さんが成人するまでの生活費を確保できる掛け捨ての死亡保険が挙げられます。
貯蓄性のある保険は手数料が割高なものが多いため、加入している場合は見直しを検討してみてください。
ボーナス頼りの生活はリスクが高い！
ボーナスは会社の業績により減額や支給なしとなるリスクがあるため、毎月の支出を手取り収入内で収めることが基本です。
ボーナスはあくまで貯蓄や特別費に充てるのが理想的。
家計を見直して毎月の支出を抑え、ボーナスに頼らない生活を目指しましょう。
まとめ
・質問者さんの家計は、通信費と食費が平均の2分の1程度に抑えられています。
・保険料が家計を圧迫しています。見直しを検討してみてください。
・ボーナスは貯蓄や特別費に充てるようにし、毎月の支出は月々の手取り内で収められるようにしましょう。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。