【キシャメシ】ビビッドに激ウマ、秋葉区のタコライスとカレーで覚醒する ― うめやんKitchen直売所 ―
最近記者の周囲で「ウマい」と評判になっていた新潟市秋葉区の「うめやんKitchen直売所」
昨晩、友人と「新潟のカレー文化」について話していた。
一人当たりのカレールウ消費量が全国一(らしい)なことから「新潟市民は日本一カレー好き」と言われる一方「そこまで醸成されたカレー文化が育っていないのではないか」という話題になった。それなりに「ウマい店」なら何店か頭に浮かぶのだが「決め手に欠けるかな」とは思う。個性あふれる名店がひしめく東京は神田・神保町のような聖地には比べるべくもないが、「バスセンターのカレー」(これはこれで美味いけど)が新潟代表では、いささかか細いカレー文化と言われてもしかたないか。「他所からわざわざ食べにくる」くらいのカレーが新潟にも4~5軒あればな、とは思う。最近は三条スパイス研究所などが頑張っているが、まだ名店の絶対数が足りないように思う。
ということで本日は、記者の周りで最近「ウマい」と評判のカレーを食べに行くことにした。
新潟市秋葉区の「うめやんKitchen直売所 」だ。カレー中心のアジアンフードを提供する店で、なぜ「直売所」かといえば多くのメニューがテイクアウトできるから(だと思う)。ちなみに記者は初めての訪店になる。
秋葉区役所近くのショッピングセンター敷地内に建つ店舗を発見。入店する際に、ドア付近の張り紙に目が留まった。「期間限定 タコライス」「カレーとタコライスのセット」
おお、いいねえ。久々だな沖縄名物タコライス。今日はこれで決まりだ。
スパイスが入った瓶が並ぶ
ドリンクメニューには「無農薬」「有機」「オーガニック」的なメニューが並ぶ。ナチュラル志向へのこだわりも好感度が高い
さっそくカウンターで「カレーとタコライスのセット」(税別1,440円)をオーダー。ここはカレーがメインのメニュー構成で、カレー自体は8種類ほどの中からセレクトできるシステム。記者は「うめやんの牛すじカレー」をセレクト。
店の内観は洒落たカフェ風だが、なにせキッチンが広い。座席もそれほど多くないことから、むしろテイクアウトに力を入れているのかな、とも感じる。棚に置いてあった雑誌POPEYEのカレー特集号に手を伸ばす。
「タコライスとカレー(うめやんの牛すじカレー)のセット」(税別1,440円)
ややあって着プレート。おおー!良い感じ。タコライスとグリーンサラダ、そしてカレーの3色が色鮮やかで食欲をそそる。どれから行こうかな。
まずは牛すじカレーを一口。お、コク深い、その奥から酸味。レモンとかコブミカンとか柑橘系の酸味を感じて爽やか。深みと爽やかさは絶妙だ。辛さはさほどでもない。複雑にスパイスが絡み合って、奥から酸味が乗っかってくる。長い時間しっかり煮こまれているのだろうな、掛け値なしに美味い。とろける牛肉もいっぱい入っている。
コク深い牛すじカレー。スパイスの重なり、後から追いかけDてくる柑橘系の酸味がたまらない
しゃきしゃきレタス、ホットなサルサソース、完熟トマト、スパイスで炒めたひき肉、すべてが合いまったタコライスの美味さ+炙りチーズ
お次はタコライス。ひき肉のサルサソースがパンチがあって美味い。まさにHOT!HOT!。契約農家から仕入れているこだわりのトマトも甘味があって瑞々しい。ピリ辛だが、トマトがふんだんに使われているので幾分和らぐ。しゃきしゃきのレタスも最高だ。標準でトッピングされている炙りチーズでごちそう感がいや増す。
贅沢にも、タコライスに絶品牛すじカレーをオンしちゃいます
とどめに絶品の牛すじカレーをタコライスにオン。サルサソースとカレーがあいまって美味さは頂点に。味はしっかり濃いが、カレーに含まれる柑橘系の酸味とたっぷりのトマトが実にさわやかに食べさせる。たまんねえな、おい(誰に言っているわけでもない)。
こういう店がもっと増えたら「新潟のカレー文化も全日本級だな」と思えるようになる。また来ようっと。
(編集部I)
【うめやんKitchen直売所】
新潟市秋葉区程島1927-1
営業時間 11:00~18:00
定休日 水曜
<グーグルマップより>
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