高田真希「この先の人生の中で大切な3年間だった」 東京五輪銀のバスケ女子日本代表が3戦全敗で終戦【パリ五輪】
3連敗で2大会連続メダル獲得の夢潰える
パリオリンピックのバスケットボールは4日、女子の1次リーグ最終戦が行われた。C組の日本(世界ランク9位)はベルギー(同6位)に58-85で敗れ、これで1次リーグ敗退が決定。前回東京大会銀メダルの日本は今大会で金メダルを目指していたが、3戦全敗で大会を終えた。
第1Q、日本は高田真希が先制点を奪うも3点シュートが決まらず、守備でもミスから失点を許して7-19と追う展開に。第2Qに入り赤穂ひまわり、林咲希らが3点シュートを決めるも、23-39とリードを広げられて前半を折り返した。
だが、後半に入ってもベルギーに3連続でシュートを決められるなど勢いを止めることができずに点差を広げられると、最終Qも劣勢を覆すことができずに58-85で敗れた。
日本は初戦で8連覇を狙うアメリカに76-102で大敗。2戦目のドイツ(世界ランク19位)にも64-75で敗れており、これで3連敗となり敗退が決定。2大会連続でのメダル獲得の可能性が断たれた。
恩塚亨ヘッドコーチと髙田真希、林咲希両選手のコメントは以下の通り。
○恩塚亨ヘッドコーチ
まずはこのチームを応援してくださったファン、関係者の皆さま、そして最後まで戦い抜いてくれた選手たちは心から感謝しています。タフなディフェンスからトランジションで走ることやチームで戦い抜く日本のスタイルは世界を相手にダメージを与える部分もあったと思います。選手たちのこれまでの努力、チームへの愛情は金メダルに値するほど素晴らしかったと思います。
○髙田真希選手
(予選敗退という結果は)すごく悔しいですけど、この3年間自分もチームメイトも苦しい状況の中でも頑張ってきました。これがすべて無駄になることは無いと思いますし、この先の人生の中で大切な3年間だったと思います。この経験を生かしていくことがバスケット、これから先の人生の中でも生きてきてそれぞれの財産になると思います。
○林咲希選手
今日の試合でも勝利への思い、1つになって戦おうという気持ちは切らさずに最後までやりきれたと思いますが結果が出なかったのは本当に悔しいです。東京オリンピックが終わって3年間タフな練習をしてきました。金メダルという目標を信じてチーム一丸となって戦うという事は最後までブレずに出来たと思います。
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記事:SPAIA編集部