【体験者の声】70代パート女性。初期のアルツハイマーで寝たきり状態に近かった夫が、階段の上り下りを続けて半年でコンビニまで一人で行けるように!【認知機能改善30秒スクワット】
【体験者の声】「私たちMCI&認知症初期から回復しました!」女性70代 パート勤務
夫が初期のアルツマイマー型認知症と診断され、ふさぎ込んでしまいました。そこからみるみる体力が衰え、寝たきりに近い状態になってしまったんです。
少しでも夫を何とかしたくて、K市主催の認知症予防の講演会に参加しました。そこで講師をされていたのが本山先生です。何かヒントになることを聞きたかった私は、講演会が終わった後、先生に夫の状態を説明しました。先生は「坂や階段があったらゆっくりでよいので、太ももに意識を集中しながら上り下りしてください」とアドバイスをしてくださいました。さらに続けて「太ももの筋肉に刺激がわかるようになれば、認知機能の状態もよくなるはずですよ」と言ってくださったのです。
自宅は平屋なので階段はありませんでしたが、近所の歩道橋で実践してみることにしました。渋る夫の手を引きながら、階段をゆっくり3往復、30分ほどかけて上り下りしました。ですが、夫は太ももの痛みも、何の痛みも感じないと言います。
諦めずに雨の日以外は毎日実践しました。3カ月くらいまでは変わらない状態が続いたのですが、4カ月たった頃、「少しずつ太ももを使っているときの感じがわかるようになってきた」と突然夫が言ったのです。そこからの回復は早かったです。驚くことに、自らテレビを観てラジオ体操をするようになりました。さらに半年後には近所のコンビニまで1人で買い物に行けるようになりました。この間まで寝たきりのような状態だったとはとても思えないくらいです。
病院での脳機能検査では「認知機能の向上が見られます。普通のレベルまでもう少し」とのことでしたが、夫婦で絶望を感じていた頃のことを考えると、今は希望が見えているのでとても前向きです。
先生のアドバイスを元に運動を始めてからちょうど1年後に同じ会場で先生が講演会をされましたので、終了後に1年の経過をお話しさせていただき、お礼をお伝えできました。本山先生は「ご夫婦でよくがんばりましたね」と言ってくださいました。私の目には自然と涙があふれていました。そのときに頂戴した名刺は、今でも私たち夫婦のお守りになっています。
【出典】『認知機能改善30秒スクワット』著:本山輝幸