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春限定!『平澤かまぼこ 王子駅前店』の桜はんぺんを味わう

さんたつ

【東京おでんだね】お平澤かまぼこ_1

今回は『平澤かまぼこ 王子駅前店』の春限定、桜はんぺんを紹介しよう。『平澤かまぼこ 王子駅前店』はおでん種専門店が手づくりしたおでん種を味わえる立ち飲み店だ。桜の名所である飛鳥山のふもとで営業している関係からか、春には桜エビの入ったはんぺんを販売している。

手づくりのはんぺんが楽しめる『平澤かまぼこ 王子駅前店』

北区王子は戦後に闇市が広がり、荒川沿いにあった工場の労働者たちが集まったことから、現在も古くから営業する趣のある飲み屋が多い。

『平澤かまぼこ 王子駅前店』は1999年に開店したが、今では古くからの店舗に引けをとらない王子を代表する立ち飲み店となっている。

本店は王子の隣にある神谷の『平澤蒲鉾店』だ。1962年に創業し、2代にわたって手づくりの練り物をつくり続けている。

王子駅前店は現在、お店で働いていたネパール人の方が店主となっている。本店が手づくりした揚げ蒲鉾などのおでん種のほかに、現店主の故郷の味であるネパールカレーも加わって、ますます魅力的なお店となっている。

店内は人がふたり通れるほどの広さだが、奥に長くなっている。休日は開店同時からにぎわいだすが、回転も早いので割と早く席に通される。ゆっくり味わいたいのであれば、お持ち帰りも可能だ。あらかじめお皿や箸を用意して、飛鳥山で花見をしながら味わうのもいいだろう。

おでんはたくさんの種類が揃う。メニューを活用しながら好みのものを選ぶといいだろう。おでん鍋はいくつもの仕切りが設けられた大型のもので、大根、こんにゃく、玉子、ちくわぶなどの定番のほか、揚げ蒲鉾もさまざまな種類がある。

今回注目したいのは、春限定で提供される「桜はんぺん」だ。桜エビがふんだんに使われており、彩りだけでなく香りや味わいにも季節が感じられる。

アオザメとヨシキリザメ、2種類のサメ肉が原料となるはんぺんは魚の旨味を存分に味わえる。本店の平澤蒲鉾店ははんぺんづくりに定評があり、先代店主はこれまでさまざまなお店で作り方を指南していたという。

今回は桜はんぺんを中心に、複数種類のおでん種をお持ち帰りしてみた。時計回りに12時から、ちくわぶ、ロールキャベツ、カレーボール、玉子、大根、魚のすじ。

お持ち帰りの際はポリ袋に入れてくれ、汁もたっぷり注いでくれる。輪ゴムでしっかり封をしてくれ、乱暴に扱わなければこぼれることはない。

桜はんぺんはふんわりとしたすり身が口のなかで解けていき、旨味も感じられる。本店の店主によると、食感はふわふわ、もしくはもっちりと、自在にコントロールできるそうだ。

桜エビの香ばしい風味、鮮やかなオレンジの色味に春の訪れを実感できる。旬の食材でそれぞれの季節をより深く楽しめるというのは、和食ならではの贅沢だ。

せっかくなのでほかのおでん種も紹介しよう。大根は美しい飴色になるまで煮込んであり、たっぷりと汁を含んでいる。優しく深みのある味わいのおでん汁なので、体と心がほっこりとあたたまる。

玉子もじっくり煮てありながら、白身や黄身の新鮮な風味を残している。このクリーミーな味わいには、練りからしがよく合う。

東京下町の名物おでん種であるカレーボールはひと串3個での販売だ。ひとつひとつが大きくて食べ応えがあり、スパイシーな香りが食欲をかき立てる。

魚のすじは噛めば噛むほど旨味が増してくる一品だ。はんぺんの原料となるサメ肉のすじを使っており、知る人ぞ知る東京ローカルのおでん種だ。手づくりするお店は数少ないので、ぜひ食していただきたい。

ちくわぶはふっくらと仕上がりながらもほどよい弾力を残している。汁もしっかりと抱き込んでおり、完璧な状態で味わえる。

ロールキャベツは昆布で巻かれた珍しい品となっている。口に入れるとじゅわっと汁があふれ出し、キャベツと挽(ひ)き肉の脂のほどよい甘みが融合する。

ようやく春が訪れて、草木が一気に芽吹き出した。『平澤かまぼこ 王子駅前店』のすぐ裏には音無親水公園があり、美しい水辺の風景とともに桜を楽しめる。また、明治通りをはさんだ先には桜の名所である飛鳥山がある。今回紹介した桜はんぺんと桜の開花を一緒に楽しむと、より一層春を感じられるだろう。重たいコートを脱いで、軽やかに外に繰り出したい。

『平澤かまぼこ 王子駅前店』の基本情報

平澤かまぼこ 王子駅前店
東京都北区岸町1-1-10 NUビル1F
03-5924-3773
定休日:月
営業時間:11:00~22:00LO(土・日・祝は~20:30LO)
『平澤かまぼこ 王子駅前店』のInstagram:hirasawa_kamaboko

取材・文・撮影=東京おでんだね

東京おでんだね
東京のおでん種・蒲鉾・練り物の魅力を紹介
「おでん種やさんでおでんを買って、家で調理して食べる」文化を盛り上げるべく、都内各地を奔走中。ビジネスでなく趣味でちまちま活動しています。

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