ダンス部 豊かな表現力で高みへ
今年2月、「第36回全日本高校・大学ダンスフェスティバル」に4年連続7回目の出場を果たしたダンス部。夏にはまた全国の舞台が控えている。いまだ手にしたことのない優勝を目指し、日々の練習にも気合が入る。
部長を務めるのは祝田和奏さん(3年)。部員31人のかじ取り役だ。自身は4歳からクラシックバレエを始めたが、メンバーの中には未経験者も多い。「同じ目標に向かって努力を重ね、チームの上達が目に見えて分かるのがうれしい。私自身も視野が広がった」と顔をほころばせる。
講堂で繰り広げられるコンテンポラリーダンス。一糸乱れぬ華麗な舞を実現させることは最大の楽しみであり、苦しみでもある。体で分かってくるには、集中力と時間を要する。手先つま先の表現にまで細心の注意を払う。
強さの秘訣について顧問の武居学範さんは「決しておごらず、全員で苦手なことに挑戦し続ける向上心がある」とし、優し気なまなざしを送る。「さらなる高みへ」。みんなの気持ちは色あせることはない。