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【体験レポート】埼玉の百年酒蔵巡りと新一万円札の渋沢栄一の足跡を辿る、地酒と料理のプレミアム酒蔵ツアー

酒蔵プレス

2024年6月29日(土)、入間郡毛呂山町にある麻原酒造と深谷市にある滝澤酒造を巡る、贅沢で特別な日帰りバスツアーに参加しました。このプレミアム酒蔵ツアーでは、地元の名酒とその歴史と食に触れる特別な一日を体験することができました。

酒造りの舞台裏とブルワリーでの試飲体験

最初に訪れたのは、代表銘柄「琵琶のささ浪(びわのささなみ)」で知られる麻原酒造でした。酒造りの責任者である糸魚川さんの温かいお出迎えを受け、見学場所へと案内されました。糸魚川さんの丁寧な説明のもと、酒造りの流れや最新設備について詳しく学びました。

工場内は整理整頓が行き届き、清潔感に溢れていました。特に、梅酒を醸している部屋では、ほんのり甘い香りが漂っていました。

試飲の場所は、工場から少し離れた越生ブルワリー。ツアー限定の特設試飲スペースで、特別に6種類のお酒を試飲することができました。

シュワっと爽やかな「素敵JAPAN」や、するすると飲めてしまう甘いリキュールなど、幅広い方にオススメできるラインナップが揃っていました。また、新発売の「琵琶のささなみリンゴ印スパークリング」は、さわやかな酸味が特徴で、夏にぴったりの一品でした。

麻原酒造でのプレミアム酒蔵ツアーは、新しい発見が満載で、心から満足いただける素晴らしい体験でした。

深谷の味覚を堪能する絶品ペアリングランチ

その後、毛呂山町から深谷市へと移動しました。ランチの場所は、深谷市にある地場の野菜と秘伝の味を楽しめる「割烹楓」です。

ここでは、深谷市の名物「ネギ料理」と渋沢栄一翁が好んだ「煮ぼうとう」を心ゆくまで堪能しました。幅広で厚みのある麺は食べごたえがあり、とろみのある醤油ベースのスープとの相性が抜群で、まさに絶品でした。

たっぷりの地元野菜を使った料理は、深谷の風土と食文化を存分に味わえるものでした。

もちろん、地元料理と日本酒のペアリングも十分に楽しむことができました。お酒は午後に訪れた深谷市の滝澤酒造の「菊泉(きくいずみ)」です。

3種類の飲み比べができ、参加者の皆さんの笑顔からも、大満足の様子が伺えました。

地元の美味しい料理と地酒のペアリングを楽しみながら、酒造の方と語り合うひとときは、このツアーの醍醐味と言えるでしょう。

話題の新一万円札!渋沢栄一の生涯を学ぶ

昼食後、今回のテーマである「渋沢栄一記念館」へ訪問しました。館内スタッフの丁寧な解説を通して、渋沢栄一の波乱万丈な生涯と、日本の近代化に果たした多大な功績について学ぶことができました。尾高惇忠(おだかあつただ)との深い関わりが、渋沢栄一に人生に大きく影響しています。2021年のNHK大河ドラマ「 青天を衝け」をご覧になった方は、特に必見です。

さらに、旧渋沢邸(中の家、下記の写真)は、大きな屋敷で、渋沢栄一のアンドロイドによる講義を聴き、実際に住んでいた空間を体感することで、彼の思想や人物像をより身近に感じることができました。

2024年7月3日発行の新一万円札の肖像画にも使われている渋沢栄一の魅力を存分に味わう、充実したひとときとなりました。

滝澤酒造の歴史と伝統、革新の息吹を体感

最後に訪れたのは、滝澤酒造でした。滝澤英之社長兼杜氏のお出迎えを受け、印象的な赤煉瓦の建物の前に案内されました。煉瓦と木造で造られた伝統的な酒蔵を歩きながら、蔵元の説明を聞き、その歴史を肌で感じることができました。

また、シャンパン製法を応用したawa酒「ひとすじ」の製造説明を、冷蔵倉庫内の製造現場で聞けたのは、とても貴重な体験でした!

蔵見学の最後には、入口にある煙突の下で、滝澤酒造の3種類のお酒を試飲させていただきました。先ほど見学したawa酒「菊泉 ひとすじ」に加え、今回のテーマにぴったりな渋沢栄一翁の雅号「青淵」を冠した銘柄のお酒もご提供いただきました。

深谷市にある滝澤酒造の歴史と伝統、そして革新の息吹を体感できる、まさに特別な瞬間を共有できた見学内容でした。

最後に

プレミアム酒蔵ツアーで訪れたのは、埼玉県にある2つの酒蔵。責任者の方の特別な取り計らいと丁寧なご案内で、歴史や伝統、そして酒造りのこだわりを肌で感じさせていただきました。見学では普段は見られない貴重な場所にも足を踏み入れ、日本酒造りの奥深さに感嘆いたしました。

今回の目玉は、日本酒、リキュール、ワイン、スパークリング、awa酒など、埼玉が誇る多彩な名酒を存分に味わえる試飲です。地元の食材をふんだんに使った料理とのペアリングは、日本酒の美味しさをさらに引き立て、至福のひとときとなりました。見学の後には、売店でお酒をたくさん購入して、酒蔵も参加者も大満足でした。

同行の日本酒愛好者たちとの交流も、このツアーの醍醐味の一つ。美味しい料理と地酒を囲みながら、熱く語らい、新たな酒蔵との出会いを心待ちにする様子が印象的でした。

日本酒を心ゆくまで堪能する、充実の旅。次回のプレミアム酒蔵ツアーも、きっと忘れられない思い出となるでしょう。

酒蔵プレス編集部プレミアム酒蔵ツアーの最新情報はこちらで掲載しています。
https://premiumsake.jp/
酒蔵プレスのSNSでも掲載する予定です。
全国に日本酒蔵は約1200、焼酎蔵は約300、泡盛蔵は約50くらいあります。
酒屋万流、是非訪れてみてください。

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